Optyino.ai(オプティーノエーアイ)は、AI検索時代のブランド露出を可視化・最適化するGEO/AIO/LLMOプラットフォームであり、そこに蓄積されたAI回答ログをもとに、住宅・ハウスメーカー業界における生成AIのブランド想起傾向を分析しました。
本調査では、「注文住宅を検討しています。おすすめのハウスメーカー教えて」「埼玉県で注文住宅を検討しています。おすすめのハウスメーカー教えて」「注文住宅を安く作りたいとき、おすすめのハウスメーカーはある?」など、全国比較・地域別比較・価格帯別比較にまたがる住宅・ハウスメーカー関連のプロンプト28件を対象に、2026年1月21日から2026年7月11日までに取得されたAI回答29,089件を分析しました。
調査サマリー
分析対象は、住宅・注文住宅・ハウスメーカー・工務店に関する生成AIの回答29,089件で、28件のプロンプトと8種類のAIモデルから収集されました。
回答内で言及されたブランドを集計した結果、最も言及率(分析対象の全回答のうち、当該ブランド名が回答文中に登場した回答の割合)が高かったのは一条工務店で、全回答の68.0%(19,776件)に登場しました。
次いで積水ハウスが54.1%(15,733件)、住友林業が51.1%(14,859件)で続き、上位3ブランドはいずれも半数以上の回答で言及されています。 4位はタマホームで42.3%(12,303件)、5位はセキスイハイムで35.5%(10,329件)でした。
AIモデル別に見ると、8モデル中7モデルで一条工務店が首位となった一方、ChatGPTだけは積水ハウスが57.5%で首位となり、一条工務店は53.1%で3位に後退しました。
月別推移でも一条工務店の言及率は2026年1月から7月まで6カ月連続で60%台後半のレンジを保っており、一時的な傾向ではなく持続的な優位であることがうかがえます。
また、AI回答内でURLとして引用された件数は延べ664,230件、回答内の重複を整理して集計に使った件数は300,212件、そのうち重複を除いた実際のURLの種類数(ユニークURL数)は28,570件でした。
調査の背景
住宅は人生で最も高額な買い物の一つであり、ハウスメーカー選びには多くの比較検討が伴います。 近年はSNSや比較サイトに加えて、ChatGPTやGeminiといった生成AIに直接相談したり、比較検討の材料を求めたりするユーザーが増えていると考えられます。
生成AIが回答の中でどのブランドを繰り返し取り上げるかは、企業のブランド想起や検討候補への入りやすさに影響する可能性があります。
Optyino.aiでは、こうした生成AI経由の言及・引用の傾向を可視化することで、企業がAI検索時代にどのようにブランドを露出させていくべきかを検討する材料を提供しています。
今回は住宅・ハウスメーカー業界を対象に、どのブランドがAIに想起されやすいのか、そしてその傾向はAIモデルや時期によってどれだけ変わるのかを調査しました。
主な調査結果
上位3ブランドが言及率50%超、64ブランド中の一極集中構造
分析対象となった64ブランドのうち、言及率が50%を超えたのは上位3ブランドのみです。
順位
ブランド
言及率
回答出現数
1
一条工務店
68.0%
19,776
2
積水ハウス
54.1%
15,733
3
住友林業
51.1%
14,859
4位以降の順位・言及率はこちらを参照:
表の通り、1位の一条工務店は68.0%、2位の積水ハウスは54.1%、3位の住友林業は51.1%と、上位3ブランドはいずれも回答の半数以上で言及されています。
さらに64ブランド全体で見ると、下位のブランドは言及率0.0%台まで落ち込んでおり、上位と下位の差は非常に大きいことがわかります。
この結果は、住宅・ハウスメーカー検討という文脈において、生成AIが特定の大手ブランドを繰り返し想起・提示する傾向が強いことを示していると考えられます。
AIモデル8種のうち7種で同一ブランドが首位、1モデルだけ結果が逆転
8モデルのうち、ChatGPTだけが他と異なる結果になりました。
AIモデル
1位
2位
3位
Gemini
一条工務店 69.8%
積水ハウス 63.8%
住友林業 54.3%
ChatGPT
積水ハウス 57.5%
住友林業 53.9%
一条工務店 53.1%
Grok
一条工務店75.6%
積水ハウス 69.7%
タマホーム 59.7%
Copilot・Claude・Google AIモード・Google AI Overview・Perplexityの結果はこちらを参照:
https://optyino.ai/press/housing-homebuilder-brand-citation-rate
表の通り、Copilot・Claude・Gemini・Google AIモード・Google AI Overview・Grok・Perplexityの7モデルでは一条工務店が1位となっており、言及率は53.3%から75.6%の範囲に収まっています。
唯一ChatGPTだけは積水ハウス57.5%が1位で、2位は住友林業53.9%、一条工務店は53.1%で3位という結果でした。
ChatGPTにおける1位と3位の言及率の差はわずか4.4%にとどまり、他モデルほど明確な差がついていません。
モデルごとの学習データや検索連携の仕組みの違いが、この逆転に影響している可能性がありますが、詳細な要因の特定には追加の検証が必要です。
首位ブランドの優位は一時的ブームではない ― 6カ月連続で60%台後半をキープ
一条工務店の月別言及率は、2026年1月が67.1%、7月が64.3%と、6カ月にわたって60%台後半の狭い範囲で推移しています。
2026年1月67.1%、2月69.5%、3月69.7%、4月70.2%、5月66.4%、6月67.2%、7月64.3%と、月ごとの変動はごくわずかです。
同期間の2位ブランドとの言及率の差は10.7%から15.6%の範囲でほぼ一定しており、特定の月だけ突出して差が開いたり縮まったりしているわけではありません。
これは、話題性による一時的なブームではなく、持続的にAIから想起されやすいブランドであることを示していると考えられます。
上位20位は全国大手・中堅系が中心、21位以下は軒並み言及率5%未満に
上位と下位で言及率のレンジに大きな差があります。
順位帯
言及率レンジ
傾向
1位~10位
22.7%〜68.0%
大手ハウスメーカー・ローコスト量販系が中心
11位~20位
6.8%〜22.4%
大手・中堅ハウスメーカーが中心
61位~64位
0.0%
地方限定ブランドが並ぶ(九州地域の企業を含む)
21〜30位・31〜42位の詳細はこちらを参照:
https://optyino.ai/press/housing-hom
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:調査
- 関連組織:積水ハウス / タマホーム / セキスイハイム
- 製品・サービス:GEO/AIO/LLMOプラットフォーム / AI回答分析サービス