Optyino.ai(オプティーノエーアイ)は、AI検索時代のブランド露出を可視化・最適化するGEO/AIO/LLMOプラットフォームであり、そこに蓄積されたAI回答ログをもとに、生成AIが保険相談・FP相談に関する質問に答える際、検索クエリの中にどの程度ブランド名を含めているのかを分析しました。
本調査では、「おすすめのfp相談サービスを教えてください」「老後の資金について相談できる場所を教えてください」「オンラインの保険相談なら、どこがおすすめ?」など、保険相談・FP相談・積立NISAの相談先を尋ねる12件のプロンプトを対象に、2025年8月11日から2026年4月24日までに取得されたAI回答10,528件を分析しました。
調査サマリー
分析の結果、抽出された検索クエリ15,727件のうち、ブランド名入りクエリ(検索クエリの中に固定ブランドリストの名称が1つ以上含まれていたクエリ)は3,161件で、全体の20.1%を占めることがわかりました。
ただし、検索クエリを取得できたのはGPT-5 mini・GPT-5.2・Gemini 2.5 Flash・Claude Sonnet 4.5の4モデルに限られ、その中でも差は大きく、GPT-5 miniは39.8%、GPT-5.2は30.9%がブランド名入りだったのに対し、Gemini 2.5 Flashは2.3%、Claude Sonnet 4.5は0.0%にとどまりました。
1回の検索実行単位(1回のAI回答生成のために行われた検索のまとまり)で見ると、GPT-5 miniは77.9%が少なくとも1件のブランド名入りクエリを生成しており、GPT-5.2も62.5%に達しています。
個別ブランドでは、業界団体である日本FP協会が970件で最も多く言及され、保険相談サービスのほけんの窓口の867件をわずかに上回りました。
上位3ブランド(日本FP協会・ほけんの窓口・保険見直し本舗)の合計は2,358件で、全ブランドの一致件数3,627件の65.0%を占めています。
調査の背景
近年、生成AIを使って保険相談やFP相談の相談先を調べる場面が増えつつあります。 生成AIの中には、回答を作成する過程で検索エンジンに検索クエリを送信し、その結果をもとに情報を整理して提示する仕組みを持つモデルが増えています。
ここでいう検索クエリとは、AIが回答生成の過程で検索エンジンに送信する検索語句を指します。 この検索クエリの中に特定のサービス名や企業名が最初から含まれているかどうかは、そのブランドがAI経由でどれだけ露出しやすいかに直結すると考えられます。
そこでOptyino.aiでは、保険相談・FP相談・積立NISA相談に関する質問を生成AIに投げかけた際、検索クエリの中にどの程度ブランド名が含まれるのかを分析しました。
あわせて、保険・FP相談系、証券系、業界団体である団体系という3つのカテゴリのうちどれが選ばれやすいのかも比較しています。
主な調査結果
保険相談の検索クエリ、ブランド名入りは平均20.1%――GPT系とGemini・Claudeで大きな差
抽出された検索クエリ15,727件のうち、ブランド名入りクエリは3,161件で、全体に占める割合は20.1%でした。
ただし、検索クエリを取得できたモデルは4種類に限られ、その中でも割合には大きな差があります。 GPT-5 miniは39.8%、GPT-5.2は30.9%とブランド名入りクエリの割合が高い一方、Gemini 2.5 Flashは2.3%、Claude Sonnet 4.5は0.0%にとどまりました。
GPT-5 miniとClaude Sonnet 4.5の差は39.8%に達しており、同じ質問を投げても、AIモデルによって検索クエリの組み立て方が大きく異なることがうかがえます。
この差は、各モデルが検索クエリを生成する際に、固有名詞を積極的に補うか、一般的な表現にとどめるかという設計の違いに起因している可能性があります。
検索クエリ単位では39.8%でも、検索実行単位で見るとGPT-5 miniの77.9%がブランド名入り
検索クエリ単位のブランド名入り割合はGPT-5 miniで39.8%ですが、1回の検索実行単位で見ると77.9%が少なくとも1件のブランド名入りクエリを含んでいます。
モデル
ブランド名クエリ割合
1件以上ブランド名が入った実行割合
GPT-5 mini
39.8%
77.9%
GPT-5.2
30.9%
62.5%
Gemini 2.5 Flash
2.3%
6.6%
Claude Sonnet 4.5
0.0%
0.0%
検索クエリ単位の割合と検索実行単位の割合には大きな差があります。 GPT-5 miniはクエリ単位では39.8%ですが、実行単位では77.9%と、率にして2倍近くまで上がります。
GPT-5.2も同様に、クエリ単位の30.9%に対し実行単位では62.5%と、約2倍の差があります。 これは、1回の検索実行の中で複数の検索クエリが生成されており、そのすべてにブランド名が入るわけではないものの、少なくとも1件には入るケースが多いことを示しています。
つまり、AIが保険相談やFP相談について回答を作るとき、検索の入り口としてブランド名を一切使わないケースは実際には少なく、多くの場面で何らかのブランド名が検索クエリの候補に上がっていると考えられます。
Gemini 2.5 FlashとClaude Sonnet 4.5では実行単位で見てもそれぞれ6.6%、0.0%にとどまっており、モデルによる差はクエリ単位以上に実行単位で際立つ結果となりました。
カテゴリ別では、GPT-5 miniは団体系(日本FP協会など)の使用率が保険・FP相談系の70%を超える
GPT-5 miniのカテゴリ別一致率は保険・FP相談系が21.6%であるのに対し、団体系は15.2%で、保険・FP相談系の70%を超える水準に達しています。
モデル
保険・FP相談系
団体系
証券系
GPT-5 mini
21.6%
15.2%
3.0%
GPT-5.2
23.1%
7.6%
0.2%
Gemini 2.5 Flash
2.2%
0.0%
0.1%
Claude Sonnet 4.5
0.0%
0.0%
0.0%
保険相談やFP相談について尋ねているにもかかわらず、GPT-5 miniは検索クエリの中で業界団体である日本FP協会を高い頻度で使っていることがわかります。
GPT-5.2も団体系の一致率は7.6%あり、保険・FP相談系の23.1%と比べると差はあるものの、一定数は団体名が検索クエリに現れています。
Gemini 2.5 Flashは団体系0.0%、証券系0.1%とほぼ皆無で、Claude Sonnet 4.5はいずれのカテゴリも0.0%でした。
日本FP協会は個別の保険相談サービスではなく業界団体ですが、公的な立場から発信された情報が豊富にあるため
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:調査
- 製品・サービス:GEO/AIO/LLMOプラットフォーム / AI検索可視化ツール