NPO法人ともくら 代表理事 アジズ・アフメッドによる初の書籍『ことばのヤングケアラー:外国にルーツをもち、通訳を担うこどもの現実からみる教育のあり方』が、2026年5月下旬、全国発売されます。
本書は、外国にルーツをもち、家族の通訳や手続きを担う“ことばのヤングケアラー”の現実を、当事者としての人生経験と、現在の支援活動の両面から描いた一冊です。
病院、学校、役所――。 家族の運命を左右する場面で、意味を取り違えることのできない“責任”を背負う子どもたち。
その一言が、安心にも絶望にも変わる。 だからこそ、その役割の重さを、子ども一人に委ねてはならない。
本書では、一人の少年の人生を通して、教育と社会のあり方を問いかけます。
「ことばのヤングケアラー」とは 外国にルーツをもつ子どもたちの中には、日本語を十分に理解できない家族に代わり、幼い頃から通訳や翻訳、行政手続きなどを担っている子どもたちがいます。
「学校からの配布物。病院での説明。保険や契約。役所での手続き。」
“日本語ができるから”という理由で、子どもたちは社会との橋渡し役を担っています。 しかし、その実態は十分に認識されておらず、支援制度も限定的です。
著者のアジズ・アフメッド自身も、9歳で日本へ移住後、“ことばのヤングケアラー”として家族を支えながら生活してきました。 現在は、群馬県を拠点にNPO法人ともくらを立ち上げ、外国にルーツをもつ子どもたちへの学習支援、多言語情報支援、居場所づくりなどを行っています。
本書の特徴 - 当事者としてのリアルな経験を収録 - 教育・福祉・人権の視点から社会課題を解説 - 学校現場で起きている実例を紹介 - “支援される側”ではなく、“共に暮らす社会”を提案 - 教育関係者・自治体・福祉関係者にも役立つ内容
目次(一部抜粋) - Part1 ことばのヤングケアラー - 日本の学校生活、初日「しゃけ弁当」という名の自己防衛 - 通訳という「誇り」と「怖さ」 - 「外国人の自分は、進学できるのか?」 - 「違い」は“恥”ではなく、“誇り”になる - Part2 “共に暮らす”を実現するために - 「NPO法人ともくら」3本柱の取り組み - “持ち物”動画・高校進学ガイドブック - 表現を通じた社会参加 - Part3 外国にルーツをもつ「いまは大人」の座談会 - 外国にルーツをもち、幼少期に「通訳」や「家族の支え」を担ってきた“いまは大人”の当事者4名と、ヤングケアラー支援に取り組む仲田海人さんを交えた座談会を収録。それぞれが抱えてきた「ことば」の壁や責任、学校生活での葛藤、そして大人になった今だから語れる経験を通して、“ことばのヤングケアラー”のリアルな声を届けます。 - Part4 ヤングケアラーという視点でみる「ことばのヤングケアラー」(執筆:仲田海人)
著者プロフィール アジズ・アフメッド(AZIZ AHMED) 1999年パキスタン生まれ。幼少期をパキスタンで過ごし、9歳で来日。日本語がわからないなかで生活をスタートし、家族の通訳や手続きを担う「ことばのヤングケアラー」としての経験をもつ。その経験をもとに、「ことばのヤングケアラー」を提唱。外国にルーツをもつ子どもたちの見えにくい負担を社会課題として発信し、講演会・研修・教材開発などを展開している。 NPO法人ともくら代表理事 / 合同会社NowNever.代表社員 / 群馬県多文化共生・共創推進会議 委員。
執筆 仲田海人 作業療法士/栃木県ケアラー支援推進協議会委員。精神科病院、小児発達外来の作業療法士を経て、現在はフリーランスとして活動。自身も“きょうだいヤングケアラー”としての経験を持ち、家族支援やケアラー支援について情報発信・講演活動を行っている。
書籍情報 - 書籍名:『ことばのヤングケアラー』〜 外国にルーツをもち、通訳を担うこどもの現実からみる教育のあり方 〜 - ジャンル:社会・福祉 - 判型:A5判/212ページ - 発行:2026年6月 - 定価:2,530円(税込) - ISBN:978-4-86342-415-9 ※予約商品の発送は5月中旬より順次発送予定 ※書店発売は5月下旬予定
こんな方におすすめ - 小・中・高校の教員 - 自治体・行政関係者 - 多文化共生に関わる方 - 福祉・教育関係者 - ヤングケアラー支援に関心のある方 - 外国ルーツの子どもの支援に関心のある方
団体概要 - 団体名:特定非営利活動法人共に暮らす - 通称:NPO法人ともくら - 代表理事:アジズ・アフメッド(AZIZ AHMED) - 電話:080-4164-9615 - 所在地:〒371-0021 群馬県前橋市住吉町1丁目4−1 KAWA BUILDING 3階302号室 - 法人成立:2023年8月29日 - WEB:https://tomokura.org - Mail:[email protected]
団体のこれまでの歩み - 2019年 小中学校の校長会にてヤングケアラーの経験を発表 - 2020年 共愛学園前橋国際大学竹内愛准教授との共同研究 - 2021年 多言語版動画「小学校の持ち物」30本以上 - 2022年 NHK ことばのヤングケラー番組取材、NHK Worldにて英語版の記事が掲載 - 2023年 高校での教員研修会、多文化共生イベントでパネリストで登壇、群馬イノベーションアワード ファイナリスト、外国にルーツを持つこどもを対象とした書道イベント - 2024年 kodomoえほん「第 1 弾実施」「第 2 弾実施」、NHK WORLD-JAPAN ドキュメンタリー(Where We Call Home)、ともくら塾を開催(夏休み期間に月8回)、日本の小学校の持ち物動画(日本・英語・スペイン語・中国語)、ともくら塾を開催(冬休み期間に月4回) - 2025年 ともくら食堂の実施 (全7回)、ともくら塾を開催(夏休み期間に月4回)、高校進学のガイドブック制作、JICA基金活用事業「教員研修会」 - 2026年 「ともくら®︎」は特許庁にて正式に商標登録
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:新製品
- 関連組織:NPO法人ともくら
- 製品・サービス:書籍『ことばのヤングケアラー』