Olive株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:竹内精治)は、表情解析ではなく、生体反応を起点に人の「状態」を非接触で可視化するHuman State Platform「LaCause(ラクーズ)」が生成する「人の状態データ」が、AI活用領域における高付加価値な学習・推論データとして機能する、新しい活用設計思想および活用領域を公開しました。 本リリースでは、生成AI・予測AI・意思決定支援AIが社会実装されていく時代において、LaCauseが取得する「人の状態データ」がなぜ有用であり、AIの精度・妥当性・実効性をどのように高めるのかを提示します。
背景:AIは「行動データ」を持つが、「状態データ」を持たない
AIの社会実装が進むなかで、AIが扱えるデータは飛躍的に増大しました。 ・購買履歴 ・クリック・行動ログ ・テキスト・音声 ・業務データ しかし、これらはいずれも「人が何をしたか(結果)」を記録したデータであり、 ・なぜその行動に至ったのか ・その瞬間、人はどのような状態にあったのか という「行動の背景にある人の状態」は、依然としてブラックボックスのままでした。 AIの予測・推論・パーソナライズの精度は、最終的に「人の状態」という文脈に大きく依存します。この欠落したレイヤーを、生体反応から非接触で補完可能にすることが、AI活用の質を根本から変える可能性を生んでいます。
人の状態データ基盤とは
Oliveが構築する「人の状態データ基盤」は、生体反応を起点に人の状態をリアルタイムにデータ化し、体験・サービス・意思決定を最適化する社会インフラです。
LaCauseは、単なる感情分析ツールではなく、
人の状態を社会の共通データとして扱うための社会インフラとして機能するHuman State Platform
として設計されています。
LaCause
LaCauseは、人の状態をリアルタイムにデータ化し、体験・サービス・意思決定を最適化する状態データインフラです。
なぜ「人の状態データ」がAI活用において有用なのか
LaCauseが生成する状態データは、以下の特性によりAIの学習・推論データとして高い有用性を持ちます。
1. 人が操作できない「一次データ」である アンケートや自己申告と異なり、生体反応は本人が意図的に調整できません。AIにとって、ノイズや意図的バイアスの少ない、信頼性の高い教師データ・入力データとなります。
2. 時系列・連続的な状態遷移を捉える 単発のラベルではなく、覚醒度・注意安定度などの状態がどう変化したかを時系列で取得。AIが「文脈」と「因果」を学習するための構造化データとして機能します。
3. 行動データと結合可能な「説明変数」となる 既存の行動・成果データ(購買、離職、成績、事故等)に「そのときの状態」を紐づけることで、AIの予測モデルに説明力の高い特徴量を追加します。
4. マルチモーダルAIの欠落レイヤーを補完する テキスト・画像・音声に加え、「人の内的状態」という新たなモダリティを提供し、AIの推論をより人間の実態に即したものへと近づけます。
AI活用における設計領域
LaCauseの状態データを組み込むことで、以下のようなAI活用設計が可能になります。
予測・推論モデルの高度化 行動の背景にある状態を特徴量として加えることで、離脱予測・需要予測・リスク予測等のモデル精度を向上。
パーソナライズ・レコメンドの精緻化 「今この人がどのような状態か」に応じたコンテンツ・接客・タイミングの最適化を実現。
意思決定支援AI・エージェントの文脈理解 AIエージェントが、相手の状態を踏まえた応答・提案を行うための入力データを提供。
AIによる施策検証・効果測定 施策前後の状態変化を客観データとして取得し、AIによる効果検証・自動改善のループを構築。
何が変わるのか
従来: ・AIは「行動の結果」だけを学習する ・状態は主観アンケートで補うしかない これから: ・AIが「行動の背景にある人の状態」を文脈として扱える ・無意識・連続・非接触の一次データで学習・推論を高度化 LaCauseは、AIに「人を理解するための文脈レイヤー」を提供することで、AI活用を結果予測から状態理解へと進化させます。
なぜOliveはこの領域に取り組むのか
AIの高度化が進むほど、その出力の妥当性は「入力データが人の実態をどれだけ捉えているか」に依存します。 しかし人の状態は、 ・本人が自覚していない ・意図的に調整できてしまう ・時間とともに大きく変化する という特性を持ち、従来のデータ取得手法では捉えることが困難でした。 Oliveは、人が操作できない「生体反応」を基盤とすることで、AIが真に人を理解するための客観的かつ連続的なデータ基盤を構築し、社会全体で活用可能なインフラへと変換することを目指しています。
実装が行われている領域・ユースケース:
「LaCause」はすでに、以下の領域で実環境への実装および事業導入が進んでいます。
商業施設・小売店舗 来店客の興味・迷い・没入・快適度を可視化し、売場設計・導線・演出改善に活用
観光・MaaS・エンターテインメント施設 体験前後における感情・覚醒・回復状態の変化を計測し、体験価値設計・演出評価に活用
オフィス・研修・会議空間 集中度・疲労・活性度を可視化し、空間設計・研修効果測定・組織改善に活用
教育分野 学習中の注意・理解状態を推定し、教材設計・指導改善の基礎データとして活用
ヘルスケア・ウェルビーイング領域 覚醒・ストレス・回復傾向を可視化し、生活環境・サービス評価に活用
LaCauseが提供するデータの特長
LaCauseは単発の感情分析ではなく、AI活用を前提とした状態データ基盤として設計されています。 「聞く」から「観測する」へ 従来:主観アンケート(離散・事後・バイアスあり) LaCause:行動中の無意識データ(連続・リアルタイム・一次データ) AI連携を前提とした構造 ・時系列で構造化された状態データ ・行動・成果データと結合可能なフォーマット ・API連携による既存システム・AIモデルへの統合
今後の展望
Oliveは、人の状態データをAI活用時代の共通基盤として扱う未来を目指し、 ・小売、EC ・健康経営 ・教育 ・観光 ・都市・インフラ など各市場において、 ・AIモデル・パートナー企業とのデータ連携 ・状態データを前提としたAIソリューションの共同開発 ・海外展開 を進め、「人の状態データ」を前提とした新しい社会設計モデルの提示を加速していきます。
Olive株式会社について(https://www.01ive.co.jp)
Olive株式会社は、表情解析ではなく、生体反応を起点に人の「状態」を非接触で可視化するHuman State Platform「LaCause(ラクーズ)」を提供する企業です。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:技術発表
- 関連組織:LaCause