米国 Autodesk 社(本社:米国カリフォルニア州/プレジデント 兼 CEO:アンドリュー・アナグノスト、以下、Autodesk)は、AI を活用しながら現実世界をデザイン・創造し、実現する次世代の人材育成を支援するため、今後 3 年間で 3 億 5,000 万ドルを投じることを発表しました。

Autodesk が発表した「2026 AI Jobs Report(AI人材に関する調査レポート)」によると、ChatGPT や Claude など日常的に使用する AI ツールについて、学生の 82%が「自信を持って使える」と回答した一方、将来の職業で使用する AI ツールを使いこなす準備ができていると感じている学生は 36%にとどまりました。また、80%がオンラインで仕事に必要なスキルを独学しており、インターンシップなど実社会での経験を通じてスキルを身につけている学生は 5 人に 1 人未満でした。

主要指標 — KEY FIGURES

1000万ドル
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こうしたスキルギャップを解消するため、Autodesk は 2028 年末までに、プロフェッショナル向けテクノロジーへの無償アクセスを新たに 6,000 万人の学生・教育者に拡大します。さらに、学生、教育者、求職者、プロフェッショナル約 100 万人に AI を活用したワークフローのトレーニングを提供し、20 万人以上の業界認定資格取得を支援します。

また、今回の調査では、AI の普及によって若い世代がデジタルの世界だけに向かうのではなく、現実の「フィジカルな世界」への関心を高めていることも明らかになりました。学生の 66%以上が、「ものをつくる」「手を動かす」仕事に就きたいと回答しています。

次世代の人材育成に 3 億 5,000 万ドルを投資

Autodesk は 2028 年末までに、以下の 3 つの取り組みを推進します。

1.6,000 万人の学生・教育者にプロフェッショナル向けテクノロジーを無償提供:

Autodeskは過去 10 年間に、16 万以上の大学、職業訓練校、高等学校などで、1億 5,000 万人以上の学生・教育者にプロフェッショナル向けツールを提供してきました。

今後も教育機関とのパートナーシップを通じ、業界で実際に使用されているツールやテクノロジーを学生が実践的に学べる教育プログラムを拡大します。米国の大学での学位プログラム支援に加え、インドでは 1万 4,500 以上の Industrial Training Institutes(ITI)と 33 の National Skill Training Institutes(NSTI)におけるデジタルスキル習得などを支援しています。

2.約 100 万人に AI を活用したデザインと創造のテクノロジーのトレーニングを提供:

Autodesk は、自社テクノロジーを学校のカリキュラムや学位プログラムに組み込むとともに、「Autodesk Learning Partner(オートデスク ラーニング パートナー」のネットワークを拡大します。

また、技能職を含む幅広い分野で AI や BIM などのテクノロジーを活用できる人材育成を支援します。さらに、政府、トレーニング機関、テクノロジー企業などと連携し、労働者のリスキリングや職種転換を支援します。第一歩として、米国の州政府、雇用主、トレーニング提供機関と連携する非営利団体「RAISE US」に 1,000 万ドルを投資します。

3.20 万人以上の業界認定資格取得を支援:

AI によって仕事の進め方が変化するなか、学生やプロフェッショナルには、実際の業務でスキルを活用できることを証明する手段が求められています。

92%の組織が人材戦略において認定資格を「必須」または「優先」している一方、Autodesk の調査では、認定資格取得を目指している学生は 27%にとどまりました。

Autodesk は Pearson および Certiport と協力し、「Tinkercad 3D Design Certificate」「Autodesk Certified User」から「Autodesk Certified Professional」まで、基礎から専門的な実務能力までを証明できる認定資格体系を構築しています。

AI 人材への需要が急速に拡大

「Autodesk 2026 AI Jobs Report」では、建築、エンジニアリング、建設、製造、デザイン分野における AI 関連求人が、この 2 年間で約 2.5 倍に増加したことも明らかになりました。

特に需要が伸びているのは純粋な技術職だけではありません。AI 関連の採用では「デザイン」が最も需要の高いスキルとなり、コミュニケーションやリーダーシップといった人間ならではのスキルもコーディングより上位に位置しています。一方、大学生の 56%は、卒業後の就職に必要な AI スキルを正しく学べているか分からないと回答しています。

AI が次世代を「フィジカルな世界」へ引きつける

AI によって働き方が変化するなか、「デジタルの世界」と「フィジカルな世界」のどちらの仕事に魅力を感じるかを尋ねたところ、学生は 2 対 1 以上の割合でフィジカルな世界を選択しました。現役のプロフェッショナルでは、その差は 4 対 1 以上となっています。

こうした志向は、デザインと創造の産業を支える原動力であり、Autodesk が今回の投資を行う背景の一つです。

「Autodesk 2026 AI Jobs Report」について

本調査は、第三者のデータ分析会社 GlobalData との協力により実施しました。GlobalData は、建築、エンジニアリング、建設、製品設計、製造などの業界を対象に、3 年間で世界の 400 万件を超える求人情報を分析しました。

また、2026 年 5 月には、米国の高校、大学、コミュニティカレッジ、職業・技能訓練校に在籍する 14~23 歳の学生 1,000 人以上と、デザインと創造の関連業界で働く 500 人以上のプロフェッショナルを対象に調査を実施しました。

※ 本記事は、米国 Autodesk 社が、2026 年 6 月22 日(米国現地時間)に発表したニュースブログ記事を抄訳、再構成したものです。

Autodesk, Inc. /オートデスクについて 1982 年に設立した Autodesk は、米国カリフォルニア州サンフランシスコに本社を構え、現在世界約 40 カ国・地域で事業を展開している「デザインと創造」のプラットフォームカンパニーです。サステナブルな建築物から次世代自動車、デジタルファクトリー、最先端技術を駆使した映画やゲームにいたるまで、ありとあらゆるモノづくりのデザインと創造をテクノロジーの力でサポートしています。建設、製造、メディア & エンターテインメント業界における業務の効率化・自動化を促進する業界に特化したソリューションを搭載したインダストリークラウドを提供するほか、部門間のみならず業界全体の連携を実現し、業務プロセスを横断的にサポートする「デザインと創造のプラットフォーム」を展開し、より良い未来を築くべく、新たな可能性に挑戦するすべてのイノベーターを支援しています。詳細については、https://www.autodesk.com/jp をご覧になるか、Autodesk のソーシャルメディアをフォローしてください。 #MakeAnything

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:企業活動
  • 関連組織:Autodesk / GlobalData / Pearson