エネルギー担当のモード・ブレジョン政府報道官はフランスのRMC/BFM-TVに出演し、イースター休暇明けに国内のガソリンスタンドの約18%で一部燃料が不足していると明かした。この供給難は物流上の問題が主因であり、特にトタルエナジーズ(TotalEnergies)の系列店で価格上限が設定されていたため需要が集中したことが要因であると説明した。フランス石油産業連盟(UFIP)のオリビエ・ガントワ会長は、休暇中のタンクローリー稼働停止による一時的な物流の問題であり、在庫不足ではないと強調している。
中東情勢の緊迫化による原油価格の上昇を受け、フランス政府は3月に運輸、農業、漁業向けの支援策を発表したが、業界からは不十分との声が上がっている。パリで配車サービス「Bolt」を運転するアリ氏は、燃料費高騰により「遠くまで走るほど損をする」と語り、現在は短距離の送迎のみを受けていると嘆く。例えば、パリ市内から郊外への約40分の乗車で得られる報酬は12〜13ユーロ程度であり、現行の最低賃金に近い水準では割に合わないと指摘する。
フランス国内のディーゼル油価格は1リットルあたり2.315ユーロ、SP95-E10ガソリンは2.015ユーロに達している。政府は今後、労働組合や関係閣僚を招集し対策を検討する予定だが、ブレジョン氏は特定の困窮業種への支援は行うものの、全市民を対象とした措置や燃料価格の凍結は実施しない方針を示した。
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- 出典:中央社 CNA
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