ブラジルの2026年大統領選は過熱しており、専門家は現職の左派ルラ大統領と、右派ボソナロ前大統領の息子であるフラビオ上院議員の双方が、第1回投票で直接勝利する可能性があると分析している。これは選挙戦が二大陣営に高度に集中していることを示しており、国際的な注目を集めている。ブラジルは10月に大統領選を行う予定で、BBCブラジルの報道によると、世論調査ではルラ氏とフラビオ氏の支持率が共に3割を超えており、これはブラジルの選挙史上稀なことである。研究機関Ideaの創設者マウリシオ・モウラ氏は、左派政党に他の有力な挑戦者がいないため、労働者党(PT)が第1回投票で勝利する確率が高まっていると指摘した。一方で、右派保守層は「反労働者党感情」からフラビオ氏に支持を集中させる可能性がある。モウラ氏は、投票率が低い場合、特に低所得層や低学歴層の欠席がルラ氏の優位性に影響を与える可能性があると警告した。しかし、フラビオ氏は最近、詐欺罪で服役中のブラジルの銀行家から資金を集めたというスキャンダルで危機に陥っている。保守派の支持を固めるため、彼は今週米国のホワイトハウスを訪れ、トランプ大統領と会談し、ブラジルの犯罪組織「首都第一司令部(PCC)」と「赤の軍団(CV)」をテロ組織に指定するよう米国側に要請したことを公表した。専門家は、この会談はイデオロギー面でフラビオ氏のイメージを強化するものの、中間層の有権者への影響は限定的であり、むしろ米国がブラジルの選挙に介入するのではないかという懸念を外部に引き起こしたと考えている。報道によると、ルラ氏とフラビオ氏の支持率の差は誤差範囲内にあり、最終的な結果は約3%の浮動票にかかっている。もし10月4日の第1回投票で勝敗が決まれば、ブラジルで過去30年間に大統領が第1回投票で当選する初めてのケースとなる。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:International Politics