新光合成繊維(新纖)は本日株主総会を開催した。呉東昇会長は、2026年の世界経済には依然として高い不確実性が存在し、特に米イラン情勢の悪化による原料価格の高騰や供給途絶のリスクがあるとし、新纖は在庫管理を徹底するとともに、中長期的な戦略的布石を加速させると述べた。呉会長は、米イラン情勢の悪化後、国際原油価格が急騰し、化学繊維産業の主要原料も連動して急騰、あるいは不足していると指摘。これに対し、新纖は直ちに内部リスク評価と対応メカニズムを起動し、製品出荷、原料調達、顧客対応、財務ヘッジなど多方面から対策を講じ、影響を最小限に抑えているとした。また、原料調達先を分散させ、供給途絶リスクを回避している。新纖は、「循環経済と低炭素材料の深耕」、「先端材料の研究開発と高付加価値製品の開発加速」、「AIスマート生産の実施」の3方向を中長期戦略としている。特にAI関連分野の急速な発展に伴い、耐熱性、低誘電損失、寸法安定性に優れた高階エンジニアリングプラスチックの需要が急増していることから、既存技術をベースに高温材料の開発・量産を優先的に開始し、AIサーバーコネクタ、車載電子機器、高速通信などの高付加価値市場への参入を急ぐ。さらに、半導体特殊材料市場にも参入しており、子会社の新碩先進とベルギーのSolvayが合弁で生産する高純度電子グレード過酸化水素は、主要顧客の認証を通過し、需要拡大に伴い生産能力を増強中である。新纖の2025年の親会社帰属純利益は19.22億台湾ドルで前年比12.7%増、1株当たり純利益(EPS)は1.19台湾ドルとなり、過去3年で最高の業績となった。本日の株主総会では、1株当たり0.9台湾ドルの現金配当が承認された。
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- 出典:中央社 CNA
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