(中央社)中国の自動車メーカーが最近メキシコで急速に拡大しており、国境を越えて米国国内にも姿を現している。テキサス州エルパソなどの国境都市では、吉利や比亜迪といった中国ブランド車が日常的に見られるようになった。こうした光景は以前は珍しいものだった。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、国境から約8キロのメキシコ・フアレス市では、米国市場から締め出されている中国車が商圏で目立っている。吉利の販売員は、顧客が一度に2台購入し、娘たちをエルパソの大学に通わせるために使う予定だと語った。フォードやシボレーに乗っていた顧客も、低価格で高機能な中国車に乗り換えている。米国の新車平均価格は5万ドルに達するが、吉利の車は1万7000ドルからだ。エルパソのディーラーグループは「これは米国内メーカーにとっての警告だ」と危機感を募らせている。米国の自動車市場は昨年1600万台以上を販売したが、デトロイトのメーカーは低価格車市場を放棄し、高利益のSUVやピックアップトラックに依存している。トランプ大統領は中国車市場の開放を宣言していないが、中国メーカーのメキシコ進出により、米国政界の懸念は高まっている。米下院は「2026年自動車近代化法案」を可決し、敵対政府が関与するメーカーの車両輸入・販売を禁止する方針だ。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:business_news
- 関連組織:Ford / Chevrolet / Casa Auto Group
- 原文内の日付:2026