人工知能(AI)需要は依然として堅調だが、中東情勢の混乱が一部メーカーの在庫積み増しに影響を与えている。台湾経済研究院(台経院)が本日発表した4月の製造業景気灯火は、「持平(横ばい)」を示す緑色を維持したものの、スコアは微減した。台経院は、短期的には製造業は安定を維持するものの、中長期的には地政学的リスクや国際エネルギー価格の変動などの変数に注意が必要だと分析している。台経院の分析によると、4月の輸出物価の年率上昇が販売価格指標を押し上げたものの、輸出入、外需受注、工業生産指数などの伸び率が3月を下回ったため、景気シグナル値はわずかに低下した。AI、高性能コンピューティング、クラウドサービスへの需要が電子機械関連産業を牽引しており、これが台湾製造業の重要な支えとなっている。一方で、伝統産業の一部はエネルギー価格の変動や終端需要の回復の遅れ、国際競争の影響を受け、景気は相対的に弱い。細部を見ると、プラスチック・ゴム製品は国際原油価格の上昇に伴い製品価格が上昇し、日本やASEAN市場からの需要増により、灯火が緑から「上昇」を示す黄色赤灯に転じた。電子部品業はAI需要により二桁成長を維持しているものの、一部の顧客が在庫調整に入ったため、伸び率は3月より縮小し、灯火は赤から黄色赤灯に後退した。台経院は、今後について、2026年まで世界のクラウドサービスプロバイダーの資本支出が二桁成長を維持すると予測されるため、AIサーバーやデータセンターの需要が電子機械産業の成長を支えると見ている。しかし、中東の地政学的リスクやエネルギー価格、航運コストの変動がサプライチェーンを乱す可能性があり、米国の貿易政策や各国の金融政策、終端需要の不均一な回復も企業の投資意欲に影響を与える可能性があると警告している。

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  • 出典:中央社 CNA
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