中央社ベルリン2日発。台北市立国楽団とドイツ在住のチェリスト楊文信氏は、ベルリン・フィルハーモニーで蕭泰然の「チェロ協奏曲」を共演する。楊氏は「この曲には蕭泰然の濃い台湾への郷愁が詰まっている。私にとっての郷愁は、母が作ってくれた台湾料理だ」と語った。蕭泰然の「チェロ協奏曲」は、恒春民謡「思想起」や合唱曲「遊子回郷」、阿美族の舞曲の要素を取り入れた温かく感情豊かな楽曲である。今回の公演では、江賜良氏が国楽団版の編曲を手掛け、国楽の響きで楽曲に新たな生命を吹き込む。楊氏は「長年、友人からこの曲を演奏すべきだと言われてきた。2023年に台北市立国楽団から国楽版での共演依頼を受け、楽譜から作曲家の深い感情を感じ取った」と述べた。また、楊氏は蕭泰然が楽譜に記した多くの「漸慢(だんだん遅く)」という指示について、西洋の機械的な拍子に縛られず、東洋的な音色を表現するための作曲家の戦略であると解釈している。今回の欧州ツアー「台湾風情画」は、3日にベルリン・フィルハーモニー、4日にライプツィヒ・ゲヴァントハウス、7日にウィーン楽友協会で開催される。指揮者の鄭立彬氏は、チケットの売れ行きが8割を超えていると明かし、成功に向けて意欲を見せている。

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  • 出典:中央社 CNA
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