中央社記者潘姿羽台北2日報道。イランが米国との交渉を一時停止したとの報道を受け、避難需要から米ドル指数が上昇し、外資が資金を流出させたことで、新台湾ドルは下落した。本日の取引中には31.5元の節目を割り込み、終値は6.6分(0.066元)安の31.445元となり、2日続いた上昇が止まった。台北および元太外国為替市場の総取引額は35.565億米ドルという巨額に達した。米国の主要4指数が史上最高値を更新し、NVIDIAのジェンスン・フアンCEOが講演で好材料を示したことを受け、台株は本日も上昇を続けた。46000ポイントを前に利益確定の売りが強まり、一時1046ポイントの乱高下を見せたものの、終値は219.4ポイント高の45557.31ポイントで、再び史上最高値を更新した。台株が上昇する一方で、新台湾ドルの動きは異なった。新台湾ドルは31.36元で寄り付いた後、急速に弱含み、31.4元、31.5元の節目を次々と割り込んだ。取引中の最安値は31.508元で、1.29角(0.129元)の下落となった。午後には乱高下し、終値は5月27日以来、約1週間ぶりの安値となった。為替トレーダーは「外資の動きがここ数日と異なる」と指摘する。以前は台株の上昇に伴い熱い資金が流入し、新台湾ドルも上昇していたが、本日は外資の流出が目立ち、流入の勢いが明らかに弱まった。トレーダーは、台株の利益確定売りに加え、中東情勢の不透明感が外資の保守的な運用につながった可能性があると分析する。イランメディアによると、テヘラン当局はイスラエルのレバノンでの軍事行動に抗議し、米国との交渉を一時停止した。しかし、トランプ大統領は直ちにこれを否定し、交渉は継続中であると主張した。双方の主張が食い違う中、中東情勢は膠着状態にある。トレーダーは、米イランの対立が3ヶ月以上続いており、金融市場は鈍感になっているものの、地政学的リスクがリスク選好に影響を与え続けると見ている。短期的には、新台湾ドルは31.300〜31.600元の範囲で推移し、新たな進展を待つことになると分析している。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:finance_news
  • 関連組織:NVIDIA