(中央社記者 王寶児 台北3日電)台湾の漫画家・常勝氏が今年、作品「閻鐵花」で「漫画界のアカデミー賞」と称される米国アイズナー賞にノミネートされ、日本のKADOKAWA主催「角川世界漫画コンテスト」でも3人の台湾人漫画家が受賞した。李遠文化部長は3日、これにより世界が台湾の「新台湾漫画時代」を目にすることになると述べた。
李遠氏はニュースリリースで、近年台湾漫画が国際的に受賞を重ねていると指摘。今回、ベテラン漫画家であり、偶然にも第1回青漫賞の審査委員長を務める常勝氏が、多数の日本、韓国など各国の競合を抑えて米国のトップ賞に名を連ねたこと、さらに新世代の漫画家が日本の大規模コンテストで頭角を現したことは、「世代交代」の様相を示していると述べた。
文化部によると、アイズナー賞は米国の漫画界の巨匠ウィル・アイズナーにちなんで名付けられ、世界の漫画界で最も指標となる賞の一つとされている。毎年、世界最大のアニメ・漫画イベントの一つである米国サンディエゴ国際コミックコンベンションで授与され、受賞・ノミネート作品はその年の漫画創作の最高水準を代表し、クリエイターの国際的な名声や作品の海外市場開拓に大きな影響力を持つ。
今年、常勝氏は「閻鐵花」で「最優秀アジア作品米国版」と「最優秀作画賞」の2部門にノミネートされ、台湾人漫画家として初のアイズナー賞ダブルノミネートを達成した。文化部は、これは個人の創作力を示すだけでなく、台湾漫画が国際的な漫画産業と専門家の審査員から徐々に認められつつあることを象徴していると述べた。
日本の大手出版社KADOKAWAが主催する「角川世界漫画コンテスト」は先日、公式サイトで受賞者を発表。台湾の新世代漫画家では、依萊(Eli Lin)が「Cells Within the Body.」で無台詞漫画部門金賞、ㄇㄐ(MurJi)が「Hitokuji」で銅賞、JASONZが努力賞を受賞した。
李遠氏は、文化部は2018年から漫画助成金を推進し、創作補助、出版支援、国際版権の促進、分野横断的なマッチング、人材育成、そして台湾漫画基地や国家漫画博物館の設置などを通じて、漫画産業のエコシステムを段階的に構築してきたと述べた。2025年からは「青漫賞」を創設し、さらに新たな才能の発掘と育成を進めている。
李遠氏は、例えば「閻鐵花」は文化部の漫画助成金による支援を受けており、常勝氏はその豊かな創作力により国内外で幅広い支持を得て、すでに英、仏、西、伊など8言語の版権が販売され、台湾漫画の国際市場進出における重要な代表作の一つとなっている。続編の制作・出版やIPの分野横断的展開、海外市場開拓のために「文化黒潮台湾中長編漫画制作」助成も受けたと述べた。
最近、台湾漫画の好成績が相次いでいることについて、李遠氏は、これは10年にわたる政策支援の下で、クリエイターと産業が「意地を見せる」決意を示すものであり、世代交代の人材の梯子が徐々に形成されていることを示していると指摘。2027年には台湾で第1回国際漫画祭が開催されることを予告し、「私たちは『新台湾漫画時代』の正式な到来を迎える絶対的な自信がある」と述べた。(編集:龍柏安)1150603
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- 出典:中央社 CNA
- 分類:事件
- 製品・サービス:《Cells Within the Body.》 / 《Hitokuji》