米航空宇宙局(NASA)は、11年以上にわたり運用されてきた火星探査機MAVENのミッション終了を発表した。MAVENは「火星大気と揮発物質の進化(Mars Atmosphere and Volatile Evolution)」の略称で、NASA初の火星大気専門探査機である。6ヶ月前に地球との交信が途絶えた。この探査機は2013年に打ち上げられ、2014年から火星周回軌道で運用を開始。当初の任務期間は1年だったが、実際には11年間にわたって運用された。NASA当局者は3日、MAVENとの最後の通信は昨年12月6日で、地球から見て探査機が火星の裏側を通過中に通信が途絶え、その後「復旧不可能」と確認されたと発表した。NASAのMAVENプロジェクトマネージャー、マイク・モロー氏は、調査委員会が現在も原因を調査中であると述べた。MAVENは、火星探査車キュリオシティやパーサヴィアランスの科学データを地球に中継し、火星大気の探査、太陽風と火星の相互作用の研究、火星大気が宇宙へ散逸する過程の解明に貢献してきた。30億年以上前、火星は湿潤で温暖な環境であり、微生物が生息可能だった可能性がある。しかし現在の火星は大気を失い、乾燥した寒冷な砂漠環境となり、生物の居住には適さない。調査委員会の予備的な見解では、MAVENは火星の裏側通過中に異常な自律回転を起こし、太陽電池パネルを太陽に向けられなくなった結果、バッテリーが完全に消耗し、通信システムが永久に復旧不可能になったとみられる。探査機は現在も火星の楕円軌道上にあり、今後50年から100年かけて火星表面に落下すると予測されているが、他の運用中の探査機に脅威を与えることはないとされる。
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- 出典:中央社 CNA
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