(中央社記者 汪淑芬 台北5日電)クモヘリカメムシは有機水稲の出穂期に大きな被害をもたらす。台東区農業改良場は国産のシロハエギク菌株を開発し、語呂合わせで「白将軍」と命名。クモヘリカメムシの天敵として効果的な防除が可能となった。
台東区農業改良場は5日、農業部で記者会見を開き、シロハエギク菌株の研究成果を発表した。
同改良場によると、クモヘリカメムシは台湾の平地および低・中標高の山間部に広く分布し、主な寄主植物はイネ科で、水稲やアワなどを含む。これまでは化学農薬以外に有効な防除法がなかった。
台東区農業改良場は、関山鎮の水田地域が有機栽培に転換した後、112年期(2023年)第2作の出穂期に、山間部や原生林に近い有機水田で大量のクモヘリカメムシが稲穂に集まり吸汁加害するのを確認。被害を受けた穀粒は褐黒色の斑点が生じ「斑点米」となり、精米時に砕けやすく、品質が著しく低下した。
同改良場は有機農業で使用可能な油剤系防除資材を試験したが効果は不十分だった。その後、田んぼでの調査中に、虫生真菌に感染して死亡したクモヘリカメムシのサンプルを発見。有機栽培への転換後、殺菌剤を使用しない環境条件下で初めて微生物天敵が出現しやすくなったと指摘した。
同改良場はサンプルを分離・純化し、「シロハエギク菌BB1031」株を取得。114年期(2025年)第1・2作の田んぼ試験で、虫体の田んぼ感染率が70%以上に達し、クモヘリカメムシの成虫と幼虫を同時に効果的に防除し、斑点米率を4割以上削減できることを確認。水稲栽培農家に新たな環境に優しい防除法を提供する。(編集:陳仁華)1150605
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- 出典:中央社 CNA
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