(中央社 台北5日 記者 呉家豪)人工知能(AI)半導体大手のNVIDIA(エヌビディア)のジェンスン・フアンCEOは5日、14日間の台湾日程を終え、プライベートジェットで韓国へ向けて出発した。同氏は空港での取材に対し、NVIDIAは今年下半期の生産能力を2倍に引き上げたが、サプライチェーン全体の能力は極度に逼迫しており、下半期から来年にかけての成長に備える必要があると述べた。
フアンCEOは5月23日に台湾入りして以来、高い人気を博し、訪れる先々でファンが殺到した。2週間の滞在を終えた同氏は、出発前に「この間、台湾中が緊張状態にあった。誰もが休息を必要としている。台湾中のレストランや夜市も休息が必要だ」とユーモアを交えて語った。
同氏は、今回の新しいコンピューター革命において、台湾が果たすAIの中核的役割は非常に重要だと強調。NVIDIAがこの新産業を創造する中で、今後数年間で数兆ドル規模の演算需要が発生し、台湾はその中心にあると述べた。
今回の韓国訪問について、フアンCEOは、NVIDIAには韓国に非常に重要で優秀なパートナーがおり、今回の訪問は主に彼らのこの間の懸命な働きに感謝するためだと説明した。
「来年の下半期の成長は今年よりもはるかに大きくなるため、全員が準備を整えなければならない」と述べ、NVIDIAは台湾に120のサプライチェーンパートナーを擁していることを明らかにした。また、Grace Blackwellアーキテクチャ製品はまだ量産中であり、最新のVera Rubinアーキテクチャ製品も量産を開始していると述べた。
今回が8ヶ月で2度目の韓国訪問となることから、高帯域メモリ(HBM)の生産能力に関係しているのではないかと注目されている。フアンCEOは、需要があまりに強く、NVIDIAの成長速度が速すぎるため、サプライチェーン全体の上流から下流まで能力が非常に逼迫していると認めた。
同氏は、NVIDIAのAIシステムはメモリと高度に統合されており、NVIDIAは単なるチップ設計会社ではなく、世界最大のメモリ直接購入者の一つでもあると強調した。
次回の台湾訪問時期について問われると、「できるだけ早く戻りたい」と笑顔で答えつつ、「台湾は今、少し休む必要がある」と冗談を交えた。また、台湾のパートナーと従業員の努力に深く感謝し、時間ができ次第、できるだけ早く台湾を再訪したいと述べた。(編集:林淑媛)1150605
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- 出典:中央社 CNA
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