(中央社ワシントン5日総合外電)米国農務省は5日、テキサス州で2例目となる牛へのヒツジバエ(新世界螺旋蠅、NWS)の幼虫寄生が確認されたと発表した。同時にカナダは、同州からの家畜に対する一時的な輸入禁止措置を発表した。
AP通信によると、米国農務省はソーシャルメディアXへの投稿で、2例目の「新世界螺旋蠅(NWS)」の幼虫症例がテキサス州南部の子牛で発見され、その場所は前日に報告された最初の症例から約9キロメートル離れていると述べた。ヒツジバエの幼虫が牛に寄生すると、牛が死亡する可能性がある。
テキサス州のグレッグ・アボット知事は5日夜、「全州災害宣言」を発令し、ヒツジバエの蔓延防止に努めている。
テキサス州は約20キロメートルの隔離区域を設定しており、ペットを含むすべての温血動物は、この区域を離れる前に検査を受けなければならない。
カナダ食品検査局は声明で、過去21日間にテキサス州に滞在した家畜の入境を一時的に禁止したと発表した。
農務省によると、新世界螺旋蠅は1966年に米国で根絶されたと考えられていた。しかし、フロリダ州では2016年に主にシカの間で発生し、翌年には撲滅された。
新世界螺旋蠅は南米に継続して存在しており、近年北上を始めている。最初の症例はメキシコ国境付近で発見され、牧場主、特に牛飼育者の間で恐慌を引き起こしている。
ヒツジバエは温血動物の開放創や粘膜に産卵し、孵化した幼虫は肉を食べて成長する。治療しなければ致命的となる可能性がある。ヒツジバエの幼虫は野生動物、ペット、さらには人間にも影響を及ぼす。
過去に米国がこのハエの根絶に成功したのは、主に空中から数百万匹の不妊雄バエを散布し、野生の雌バエと交尾させたことによる。
米国当局は現在、毎週約400万匹の不妊バエを空中から放出しており、さらに約400万匹の蛹期のヒツジバエが地上放出容器に配備されていると述べている。
米国農務省が昨年実施した調査では、ヒツジバエがテキサス州で再流行した場合、州経済に最大18億ドルの損害を与える可能性があると推定されている。(編集:劉淑琴)1150606
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- 出典:中央社 CNA
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