(中央社東京7日総合外電報導)日本政府と国際協力機構(JICA)は、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国のエネルギー供給網強化に着手し、フィリピンの石油備蓄制度評価を優先的に支援する計画で、今夏から官民の石油備蓄などの調査を開始する。
「日本経済新聞」が本日報じたところによると、フィリピン、ベトナム、インドネシア、タイが日本の支援対象国に挙げられ、フィリピンは「最優先支援国」、ベトナムは「優先支援国」に指定された。
JICAは日本外務省(外務省に相当)に所属している。
フィリピンの原油はほぼ全てを中東地域に依存しており、米国とイスラエルが今年2月にイランを共同攻撃した後、フィリピンのフェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領は3月末に「国家エネルギー非常事態」を宣言した。さらに、フィリピンの石油備蓄制度は不完全で、国内に製油所は1基のみである。
ベトナムについては、日本も石油備蓄制度が不十分とみなしている。ベトナムは日本への医療物資供給の重要拠点の一つであり、安定した医療サービスを確保するためには、関連する支援が不可欠である。
カンボジア、ラオスなどの他のASEAN加盟国は、ベトナムとタイの石油に依存しており、石油備蓄のインフラが不足している。日本当局はタイとベトナム両国が関連課題を明確化するのを支援する計画である。
「日本経済新聞」は、日本が支援を開始した背景には、ASEAN諸国と中国の経済的結びつきが強まる中、日本がエネルギー安全保障分野で「中国とは異なる価値」を示す意図があると分析している。
報道によると、日本は原油や石油などのエネルギーを直接供給するのではなく、現地の石油備蓄制度を調査し、製油所の所在地、関連処理能力、設備の老朽化状況を分析し、貯油タンクの容量、状態、関連用地の拡張可能性を確認し、入港可能なタンカーの規模も調査する予定である。
これらの調査は、原油調達から石油製品流通までのサプライチェーン、および代替航路の有無とそのコスト評価を対象とする。また、これらの調査により、日本向けの医療用手袋、血液透析用カテーテルなどの物資が医療・産業界に与える影響も明らかになる。
調査は約1年間を要する見込みで、日本当局は外交関係や民間企業活動に影響を与えない範囲で調査結果を公表する方針である。(編集:楊惟敬)1150607
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- 出典:中央社 CNA
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