(中央社 パリ9日専電)ビジネスSNSプラットフォーム「LinkedIn」が9日に発表した調査結果によると、パリの人工知能(AI)雇用市場は他の欧州都市を上回る好調さを示している。産業別では、国防・航空宇宙分野でのAI関連人材の需要が最も高い。
経済紙「レゼコー」が報じたこの調査は、来週パリで開催される大型テクノロジー新興企業展示会「Viva Technology」に合わせて発表された。
調査によると、欧州連合(EU)では2023年以降、AIの台頭に関連する25万6000以上の雇用機会が創出された。このうち約2万件(約8%)がパリで生まれ、ダブリン、ミュンヘン、ミラノ、マドリードなど他の欧州主要都市(それぞれ4000~6000件の増加)を大きく引き離している。
フランスの現状は、欧州の雇用市場の変化を反映している。LinkedIN欧州責任者のスー・デューク氏は、フランスは労働年齢人口におけるAI応用で世界第5位にランクされており、Mistral AIなどの有力企業を擁し、パリは欧州のAI雇用の中心地の一つになったと述べた。
しかし、AI人材はパリだけに集中しているわけではない。LinkedInの評価によると、東部の電子産業集積地であるイゼール県と、南部の航空宇宙産業のリーダーであるエアバス社周辺の集積効果により、グルノーブルとトゥールーズのAI人材数もパリと同等である。
トゥールーズのAI関連雇用機会は1年間で67.3%増加し、パリは17.9%増加したが、グルノーブルは7.3%減少した。
その他、AI人材を惹きつけている都市としては、ブレストやクレルモン=フェランなどが挙げられる。北大西洋条約機構(NATO)はブレストにAIキャンパスを設立する計画であり、クレルモン=フェランはタイヤメーカー「ミシュラン」の本社所在地である。
AI関連人材の需要が最も高い分野は、まず国防・航空宇宙である。これらの産業は需要が大きく、資金力も豊富で、フランスのAIエンジニアの約5.6%を雇用している。次いで、テクノロジー産業、専門サービス・公共サービス、エネルギー、金融業が続く。
調査結果によると、AI専門家は他の分野の人材に比べ、キャリアアップのために国境を越えて移住する可能性が高い。それでもなお、フランスの魅力はやや勝っており、2025年、フランスは流出したAIエンジニアの数を上回るAIエンジニアを惹きつけている。(編集:陳妍君)1150609
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:調査
- 関連組織:LinkedIn / Mistral AI / Airbus
- 原文内の日付:2023年(調査対象期間の起点) / 2025年(フランスのAI人材流入超過年)
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