(中央社ウェブサイト)マラソンは多くの人にとってストレス解消や自己挑戦のためのスポーツである。1970年代、ランニングを愛する一人の少年がいた。彼はわずか8歳で子供の長距離走の世界記録を樹立し、台湾にもランニングブームを巻き起こした。
蒲仲強は1969年生まれ。3歳の時に家族と共にアメリカに移住した。彼が走り始めたきっかけは、父親の蒲大宏がダイエットのためにジョギングを始めたことだった。蒲仲強はその後ろについて走るうちに次第に興味を持ち、才能を開花させた。たゆまぬトレーニングの末、彼の小さな姿は次第に競技場で活躍するようになった。
1977年、8歳の蒲仲強は、中華民国の国旗を縫い付けたシャツを着て、ニューヨークマラソンに出走。3時間31秒のタイムで、年齢別マラソンの世界記録を更新した。この偉業により、ニューヨーク・タイムズ紙は彼を「史上最も速く走る子供」と称賛し、スポーツ・イラストレイテッド誌は、その年の最も影響力のある13人のスポーツ関係者の一人に選んだ。
9歳の時には、初めて「サブ3」(3時間以内での完走)を達成。その後も競技を続け、数多くの年齢別記録を打ち立てた。また、父親と共に頻繁に台湾に帰国し、長距離走を普及させる活動を行い、国民に健康への関心とランニングの楽しさを呼びかけた。15歳以降は、怪我の治療と学業に専念するため、徐々にランニング界から身を引いた。
運動医学の発展に伴い、子供の心身の発達を保護するため、現在では発育途中の子供に高強度で長時間の長距離トレーニングを行うことは推奨されていない。また、現代のマラソン大会の多くには年齢制限が設けられている。長距離走の若き天才、蒲仲強の物語は、再現が難しい伝説となっている。
蒲仲強の写真をもっと見たい方は、中央社影像空間をご覧ください。1150610
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- 出典:中央社 CNA
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