(台中中央社)陸軍第十軍団は9日、台中市の大甲渓河口の南北岸一帯で重砲射撃訓練を実施した。中国軍の揚陸部隊による中部地域への侵攻企図を想定したもので、兵士たちは豪雨をものともせず、7年ぶりに作戦地域で実弾射撃を行った「雷霆2000」多連装ロケットシステムを皮切りに、M109A2自走砲が続き、重砲が一斉に発射され、砲声が川岸に響き渡った。
陸軍第十軍団はこの日、重砲射撃および新型兵器への換装に伴う検証射撃を行い、第58砲兵指揮部、第234旅団、第586旅団などの部隊を統合し、雷霆2000、M109A2、M110A2自走砲、155ミリりゅう弾砲、120ミリ迫撃砲、TOWミサイルランチャー(2A、2B)など多数の兵器による実弾射撃を実施した。陸軍は午前、メディアを招き、雷霆2000とM109A2自走砲の実弾射撃の様子を公開した。
大甲渓河口は午前中、豪雨に見舞われたが、兵士たちは雨にも負けず各種射撃準備を進め、国家中山科学研究院(NCSIST)の職員も雷霆2000多連装ロケットの発射前点検を支援した。当初予定されていた射撃時間は、天候、弾薬の点検、および射撃目標区域の視界不良のため延期された。
射撃訓練は午前8時24分、雷霆2000多連装ロケットシステムによって幕を開けた。3両の雷霆2000が、それぞれ搭載された60発のMK15訓練弾を次々と発射。各車両は約30秒で60発のロケット弾を発射し、最初の2両は60発すべてを順調に発射した。
しかし、3両目の雷霆2000が7発目のロケット弾を発射した際、発射直後に弾尾の炎が消え、ロケット弾はわずかな距離を飛行した後、車両のすぐ前方に墜落した。
雷霆2000多連装ロケットシステムは発射完了後に撤収し、続いてM109A2自走砲が実弾射撃を行った。射撃目標は9キロメートル離れた海域に設定された。
メディアの撮影エリアからは、3つのM109A2自走砲の発射陣地が確認できた。それぞれ7門、7門、6門のM109A2が配置され、第1ラウンドでは各陣地の砲が1発ずつ交代で155ミリりゅう弾を発射。第2ラウンドでは各陣地が交代で1発ずつ一斉射撃し、第3ラウンドでは全陣地が一斉に射撃を行い、砲声が川岸に轟いた。
3両目の雷霆2000でロケット弾が正常に発射されなかった件について、陸軍第58砲兵指揮部の参謀主任、翁一銘・上級大佐は取材に対し、当該ロケット弾は正常に点火し弾薬箱から射出されたが、第二段の推進薬の燃焼に問題があった可能性があると述べた。NCSISTの職員が現在分析中であり、今回の射撃訓練で発射されたのは殺傷能力のないMK15訓練弾で、400メートル以上離れた安全圏内に墜落したと説明した。
陸軍第十軍団によると、今回の射撃演習は敵の揚陸部隊による中部地域への侵攻企図を想定したもので、実弾射撃は合計6種類372発に上った。幅20キロメートルの広大な正面にわたり、8つの陣地で地域を分けて同時に展開され、実戦的な訓練を通じて統合作戦能力とキルチェーン(撃殺の連鎖)の効果を検証し、大甲海岸に侵攻する敵を遅延・減殺するシミュレーションを行った。
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- 出典:中央社 CNA
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