戦力強化のため、国軍は実戦的訓練を推進している。陸軍第十軍団は本日、重砲射撃を行い、雷霆2000多連装ロケットシステムを率いる第58砲兵指揮部ロケット中隊長、廖能政少佐は、従来は射撃の1週間前に陣地入りして準備していたが、今回は前日に入ったと述べた。また、普段は硬い地面で訓練しているが、今回は砂浜という環境要因を克服して任務を完了したと語った。

国防部は本日、メディアを台中大甲溪河口の南北岸周辺に招き、陸軍第十軍団の「115年重砲射撃及び新式兵器換装検証」射撃訓練を取材させた。雷霆2000多連装ロケットシステムやM109A2自走砲などの火砲による射撃が行われた。

陸軍第十軍団によると、今回の演習のハイライトの一つは、雷霆2000多連装ロケットシステムが7年ぶりに作戦地域内で実弾射撃を実施したことだという。

第58砲兵指揮部の多連装ロケット中隊長、廖能政少佐は射撃後のインタビューで、今回の中隊は3両の雷霆2000多連装ロケット車両で合計180発のMK15ロケット弾を発射し、日頃の訓練の成果を検証するとともに、国家を防衛する決意を示したと述べた。

実戦的訓練の面に関して、廖少佐は、雷霆2000多連装ロケットは民国109年(西暦2020年)以来、今年再びこの地で射撃を行ったと述べた。過去の実弾射撃訓練では1週間前に陣地入りして射撃準備を完了させていたが、今回は前日に陣地入りして整備を行ったため、時間的に余裕がなかったという。

廖少佐はさらに、今回の雷霆2000の射撃場所も普段とは異なると説明した。普段は硬い地面で訓練しているが、突然砂浜の軟弱な地面での射撃に切り替わったため、軟弱地盤用の座板を敷設する必要があった。座板の敷設により射撃の安定度が増すため、普段の射撃陣地選びでは硬い地形を選び、やむを得ない場合にのみ軟弱な地形を選ぶという。

M109A2自走砲の射撃を指揮した第586旅団砲兵大隊第一中隊長の林俊呈大尉は、本日は雨天で観測が困難であったが、平時から雨天対策の準備と整備を行っており、新型の部隊覚知応用キット(Team Awareness Kit, TAK)携帯電話システムを通じて通信を行ったと述べた。

第58砲兵指揮部参謀主任の翁一銘大佐は、今回の重砲射撃が過去と異なる点は、固定的な配置ではなく、分散配置を採用したこと、そして陣地入りも実戦的な時間を主としたことだと指摘した。今年下半期にはさらに戦術射撃が予定されており、より一層訓練に励むと述べた。

陸軍第十軍団によると、今回の射撃演習は、敵の揚陸部隊が中部地区への侵攻を試みるという想定で行われた。まず雷霆2000多連装ロケットが白沙屯海岸に上陸した敵に対し区域打撃を行い、続いてM109A2、M110A2自走砲及び155ミリ榴弾砲などの火砲が要域火殲を実施し、甲南海岸の敵戦力を効果的に阻止・減殺した。その後、TOWミサイル車両と120ミリ迫撃砲が突入した敵に対し継続的に火力制圧を行い、兵士たちに「至る所が戦場であり、常に訓練を行う」ことを体認させた。

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  • 出典:中央社 CNA
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