(中央社記者 潘姿羽 台北10日電)台湾株の力強い上昇は、国民の投資熱を引き起こしただけでなく、「四貸同堂」や中央銀行の定期預金証書の不足額発行といった現象を連続して生み出している。立法委員の質疑で、市場には銀行がTSMCから資金を借り入れているという噂があると指摘されたことに対し、中央銀行の楊金龍総裁は、確かにその話を聞いており、「私もとても不思議に思っている」と述べた。
中央銀行が3日に競売にかけた364日物定期預金証書は、4年ぶりに発行不足額を記録した。市場関係者は、これは株式市場の信用取引ブームの影響で、市場の資金が逼迫しているためだと解釈している。
楊金龍総裁は本日、立法院財政委員会で、中央銀行の定期預金証書が珍しく発行不足となった理由として、①納税シーズンに当たったこと、②人工知能(AI)ブームの広がりによりAI企業の資金需要が増加したこと、③台湾株が活況で資金が株式市場に流入していること、の3つの要因を挙げて説明した。
民進党の郭国文立法委員はさらに、投資家の「四貸同堂」や中央銀行の定期預金証書の売れ行き不振に加え、最近、銀行がTSMCから資金を借り入れている、つまり銀行がTSMCに支払う預金金利が貸出金利を上回り、TSMCの巨額な資金を獲得しようとしているという話を聞いたと指摘した。
楊金龍総裁は「これは聞いたことがある」と率直に認め、同僚とこの件について議論したが、非常に不思議に思っていると述べた。主な原因はTSMCの交渉力(bargaining power)が強いことであり、何しろTSMCは世界各国で非常に有名な企業だからだと語った。
郭国文立法委員は、これらはすべて金融市場の歪んだ現象であり、中央銀行は傍観すべきではないと述べた。これに対し楊金龍総裁はその場で、中央銀行は傍観しないと回答した。(編集:潘羿菁)1150610
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- 出典:中央社 CNA
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