(中央社記者 張淑伶 北京10日電)八旗文化編集長の富察(李延賀)氏が中国で既に刑期を終え出所したか、またいつ台湾に帰国できるかについて、中国国務院台湾事務弁公室(国台辦)の張晗報道官は10日の定例記者会見で、「本件は法に基づき処理し、当事者の合法的権益を保障する」と述べるにとどまった。
権威筋の情報によると、台湾の出版社・八旗文化の編集長である富察(李延賀)氏は、2023年に中国で「国家分裂扇動罪」により懲役3年の判決を受けた後、2025年5月に刑期を終え釈放された。しかし、政治権利を1年間剥奪する「付加刑」の執行が残っているため、現在は中国を離れることができない。
10日の国台辦定例記者会見で、中央社記者は国台辦に対し、富察氏の出所と出国状況の確認を求めるとともに、1年間の付加刑終了後に必ず台湾に帰国できるのか質問した。
張晗報道官はこれを直接認めることはしなかったが、「李延賀事件については、関係当局は終始法に基づき処理しており、同時に法に基づき当事者の合法的権益を保障している」と述べた。
富察氏は2023年3月21日に上海市国家安全機関に拘束された後、2025年2月、上海市第一中級人民法院の初審で「国家分裂扇動罪」により懲役3年、政治権利剥奪1年、および個人財産没収5万元(約23万台湾ドル)の判決を言い渡された。
八旗文化は中国史や世界史に関する書籍を多数出版しており、その多くは伝統的な漢民族中心で大一統を強調する歴史観とは異なり、台湾の書店に新たな視点をもたらしている。中国当局は公式には説明していないが、こうした主流とは異なるイデオロギーが同氏の有罪判決の理由である可能性がある。
富察氏の家族と連絡を取り合っている消息筋は最近、富察氏が実際に釈放されたと指摘した。陸委会(台湾の大陸委員会)はこれについて、家族への配慮を理由に確認を避けている。(編集:周慧盈)1150610
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- 出典:中央社 CNA
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