(中央社記者 林長順 台北10日電)高雄苓雅区の男・吳龍滿が階上の羅姓夫婦が騒音を出していると疑い、刃物で夫婦を殺害した事件で、一審・二審とも吳男に死刑、公民権終身剥奪を言い渡した。最高裁判所は10日、原判決を破棄し、高雄高等裁判所に差し戻した。
吳男は2023年9月、階上の羅姓夫婦が騒音を出していると疑い、夫婦の幼い子の目の前で、まず35歳の羅男の妻、次いで36歳の羅男を刺殺。犯行後、萬大大橋高雄端の橋の下に凶器のナイフと衣服を遺棄し、最終的に屏東で逮捕された。高雄地検は吳男の手段が凶残で反省の色がないとして、殺人罪で起訴し、死刑を求刑した。
高雄地裁は、吳男が事前に計画し、殺人の直接の故意があり、手段が残忍で、雙極性感情障害やうつ病などの精神疾患を患っている証拠はないと指摘。2件の殺人罪でいずれも死刑、併合刑も死刑、公民権終身剥奪を言い渡した。高雄高分院の二審は、原審の事実認定と法令適用に問題はないとして控訴を棄却。吳男が上告していた。
最高裁は、一審が吳男の殺人動機を認定しておらず、二審が吳男の計画殺人を認定したが証拠と合致しないと指摘。また、精神鑑定について、吳男が鑑定を受けられない状況ではなかったにもかかわらず、この部分は2024年憲法判決第8号の要件を満たす必要があるとして、原判決を破棄し高雄高分院に差し戻した。(編集:張銘坤)2025年6月10日
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- 出典:中央社 CNA
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