(中央社記者 張淑伶 北京11日電)中国の5月の輸出は前年同月比19.4%増となり、市場予想を上回る成長を記録した。分析によると、この高い成長率はハイテク製造分野に集中しており、AI産業の成長、エネルギー価格の高騰、そして価格上昇要因が輸出の伸びを牽引した。また、対米輸出の増加は、米国の関税引き下げと在庫補充の動きに関連している。

中国海関総署が9日に発表したデータによると、ドル建てで、5月の中国の物品貿易輸出は19.4%増、輸入は27.4%増となった。

「財経」誌が複数の証券会社のリサーチレポートを引用して報じたところによると、世界経済の拡大基調の維持、AI産業の高度成長、エネルギー価格高騰に伴う新エネルギー関連製品の輸出加速、そして価格上昇要因が、5月の輸出成長を支えた。中国だけでなく、韓国の5月の輸出成長率は53.2%、ベトナムも18.5%の成長を記録している。

輸出品目の分布を見ると、高い成長がハイテク製造分野に集中している傾向に変化はない。AI産業のトレンドの下、集積回路の輸出は5月に前年同月比110.9%増、自動データ処理機器は66.1%増となり、いずれも年内最高の成長率を記録した。自動車輸出は前年同月比39.3%増と、高い成長を維持している。リチウム電池ももう一つの高成長分野であり、1月から4月までの累計成長率は47.5%だった。

ある証券会社のリサーチレポートによると、5月の中国の対米輸出成長率は、4月の11.3%からさらに上昇し35.4%となった。これは、前年同期の比較対象数値が低かったこと、米国の関税率引き下げに伴い米国の輸入業者が在庫補充を集中させたこと、そして一部の注文が回帰したことなどが背景にある。一方、5月の中国の対EU輸出成長率は、4月の13.4%から7.6%に低下したが、それでも比較的高い水準にある。

報道によると、複数の市場関係者の見方を総合すると、中国の輸出成長率は2026年まで強い成長力を維持する見込みである。主な理由は3つある。第一に、世界のAIインフラ投資の熱意が衰えていないこと。第二に、高油価が輸出に与える影響は遅れて現れる可能性があり、価格上昇が輸出成長を支え、新エネルギー輸出の成長を促進すること。そして第三に、米中経済貿易関係の緩和が外需の安定に寄与することである。(編集:周慧盈)1150611

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  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:調査
  • 製品・サービス:自動データ処理設備 / リチウム電池