(中央社 呉書緯 台北12日電)外電によると、米国の経済学者ジェフリー・サックス氏が台湾の友好国エスワティニの内閣セミナーに招かれ、同国に対し経済的利益と引き換えに中国と国交を樹立するよう提案した。外交部は本日、サックス氏の意見はあくまで個人の見解であり、エスワティニの親台湾派議員からも強い懸念と疑問が示されたと述べ、台湾とエスワティニの関係は強固で友好であり、二国間の互恵協力関係を引き続き推進していくと表明した。

外交部は、南アフリカに拠点を置くネットメディア「スワジランド・ニュース」の報道に関し、エスワティニのラッセル・ドラミニ首相が4月にサックス氏を内閣セミナーに招待し、同氏がエスワティニは経済的利益のために中国と国交を樹立すべきだと述べたことについて、台湾の駐エスワティニ大使館とともに状況を十分に把握していると説明した。

外交部は、サックス氏の意見は個人の見解であり、その発言がエスワティニ国会で複数の親台湾派議員から強い懸念と疑問を引き起こしたことは、台湾とエスワティニの関係が強固であり、エスワティニ各界の広範な認識と高い支持を得ていることを示していると述べた。

外交部は、台湾とエスワティニ王国は半世紀以上にわたる外交関係を有し、長年にわたり様々な分野で緊密に協力しており、二国間関係は今年5月、頼清徳総統がエスワティニ国王ムスワティ3世の専用機で同国を訪問した後、さらに強化されたと説明した。国王は国際的にも国内的にも、二国間関係に対する断固たる支持を一貫して表明しており、台湾とエスワティニの関係は強固で友好である。

さらに外交部は、ドラミニ首相夫妻が2024年に台湾を訪問し、頼総統が今年5月にエスワティニを訪問した際には、ドラミニ首相自ら空港に出迎えるなど、台湾との深い友情を示したと述べた。

外交部は、中国政府が「関税ゼロ」などの経済的な甘い餌を使って台湾と友好国の関係を分断し、台湾の国際的な活動空間を抑圧しようとしていると指摘し、こうした中国の行為を厳しく非難した。中国は長年にわたり、誇張された非現実的な経済的約束で他国を誘惑・強要しており、その企みは友好国の内部結束を損なうだけでなく、その約束もしばしば空手形に終わっていると述べた。

外交部は、台湾とエスワティニは農業、医療衛生、インフラ、情報通信、エネルギー、貿易など様々な分野で長年にわたり協力し、実りある成果を上げており、これがエスワティニ国民の利益に実際に貢献していると述べた。これは国王およびエスワティニ各界の共通認識である。台湾は既存の強固な基盤の上に、「総合外交」の精神を発揮し、二国間の互恵協力関係を引き続き推進し、両国国民の福祉と友好関係を共同で守っていくと述べた。(編集:林淑媛)1150612

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  • 出典:中央社 CNA
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