三福化工の巫信弘董事長は12日、パネルメーカーの群創(イノラックス)が相次いで工場を売却し、タッチパネルメーカーの精金科技(ジャイディスプレイ)が工場を閉鎖したことにより、パネル向け化学材料のビジネスが大幅に減少したと述べた。一方、半導体プロセス向け化学材料の比率は上昇しており、両者の売上構成比は接近している。また、ベトナム第1工場はフル稼働しており、第2工場は造成中で、2027年の操業開始を予定している。第2工場ではガスを生産し、現地の放熱産業や靴製造業の顧客に供給する。

三福化工は本日、株主総会を開催した。巫董事長は総会後のインタビューで、今年の業績は精金科技や群創の工場閉鎖の影響に加え、昨年計上した病院向け高圧酸素チャンバーの工事収入がなくなることも影響すると述べた。今年下半期の業績は上半期を上回る見通しだが、顧客向けの現像液リサイクルプラントの工事代金が6月に入金されれば上半期の業績が押し上げられ、年間業績が昨年を超えることを期待していると説明した。

同氏は、パネルプロセス向け化学材料が主力だった事業を、半導体プロセス向け化学材料サプライヤーへと転換しているが、有名半導体メーカーは既存のサプライヤーを簡単に変更しないため、これが事業拡大の障壁となっていると指摘。そのため、半導体工場のプロセスから廃化学材料を回収し、再加工して半導体工場で再利用してもらう事業に注力するほか、群創が半導体分野に進出し、ファンアウトパネルレベルパッケージング技術に取り組んでいることに期待を寄せており、将来の生産能力拡大に伴い、必要な化学材料の需要が見込めると述べた。

三福化工によると、ベトナム工場では窒素、酸素、アルゴンガスを生産し、半導体プロセスに必要なガスを供給できるほか、ベトナムの靴底発泡材メーカーや製鉄プロセスにも供給可能。また、ベトナムの材料工場では半導体、太陽光発電、その他電子産業向けのプロセス材料を供給できるとしている。

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  • 出典:中央社 CNA
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