(中央社台北12日電)日本の元自民党総裁で元衆議院議長の河野洋平氏が8日、膵臓癌のため死去した。中国外交部の林剣報道官は11日、質問に答える際、通常の簡潔な対応とは異なり、約2分間を費やして回答した。同氏は河野氏の生涯を振り返り、「河野談話の発表、正しい歴史観の堅持から、平和憲法の維持、長年にわたる日中友好交流への尽力まで」を称賛した。

1993年、当時官房長官だった河野氏は有名な「河野談話」を発表し、慰安婦問題について日本政府の謝罪と反省の意を表明した。この談話で河野氏は、旧日本軍が慰安婦制度の設置と管理に関与していたことを認め、被害を受けた女性たちに謝罪と反省の意を表明した。この談話は、慰安婦問題に関する日本政府の重要な公式見解となり、その後の数十年にわたる日韓および東アジアの外交関係に深い影響を与えた。

中日関係の「歴史問題」に関して、北京が最も重視するのは「村山談話」と「河野談話」であり、2025年10月には日本の元首相村山富市氏がすでに死去している。中国の「直新聞」は、「村山談話」と「河野談話」の代表的人物が相次いで世を去り、東アジアに数十年影響を与えたこれらの歴史的談話に何が残されたのか、と嘆いた。

中国外交部の林剣報道官は河野氏の言葉を引用し、「過去の歴史は忘れられるべきではなく、当時の思いは継承されるべきであり、なされた約束は守られるべきである」と述べた。林氏は「現在の情勢下では、これらの言葉はより現実的な意味を持つ」と強調した。

6月11日、中国の趙楽際全国人民代表大会常務委員長は河野氏の遺族に弔電を送り、河野氏の死去に対する哀悼の意を表した。(編集:朱建陵/陳鎧妤)1150612

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