(中央社トロント11日総合外電)最近の開通が予定されていた、米国とカナダを結ぶゴーディ・ハウ国際橋(Gordie Howe International Bridge)の開通が延期されることになった。トランプ米大統領は今年初め、米加貿易摩擦を巡り、開通を阻止すると主張していた。
ロイター通信が入手した招待状によると、ゴーディ・ハウ国際橋では本日、開通式が予定されていたが、中止された。
トランプ氏は今年2月、カナダが一部の米国酒類商品の店頭販売を認めていないこと、カナダが米国乳製品に関税を課していること、そしてカナダが中国と貿易交渉を行っていることを理由に、新橋の開通を認めないと脅していた。
ゴーディ・ハウ国際橋は、米国ミシガン州のデトロイトとカナダ・オンタリオ州のウィンザーを結ぶ。
ウィンザー・デトロイト橋梁管理局(Windsor-Detroit Bridge Authority)は、「カナダと米国は橋の開通を延期することで合意した。この期間を利用して、未解決の全ての問題を解決する」と述べた。
カーニー・カナダ首相は、カナダはトランプ政権の要請により、橋の開放延期に同意したと述べた。
カーニー首相はトロントでのイベントで、「我々は開通を延期し、未解決の問題に対処するための時間を確保することに同意した」と述べたが、問題の詳細については明らかにしなかった。
また、「この橋は今後数十年にわたり、カナダ人、米国人、そして地域社会に貢献する。そのためにあと数週間待つ価値はある」と述べた。
ウィンザー市のドリュー・ディルケンス市長は、ソーシャルメディアプラットフォームX上で、開通を期待していたものの、「カナダがこれにへつらう必要はない」と述べた。
在カナダ米国大使のピート・フックストラ氏は「デトロイト・ニュース」に対し、商務長官のハワード・ラトニック氏とカナダ側と交渉中であると述べたが、ラトニック長官の事務所はコメント要請に応じていない。
ホワイトハウスも現時点ではコメントを出していない。
2018年に着工したゴーディ・ハウ橋は、カナダが単独で資金を負担し、米国側は費用負担を拒否した。橋の建設コストの回収は、今後30年間の通行料金収入に依存している。(編集:紀錦玲)1150612
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:事件