2026年ワールドカップ注目ニュース
中央社情報
(中央社パリ12日総合外電報道)今年のサッカーワールドカップは、生成人工知能(AI)チャットボットが普及して以来初の大会となり、ファンや研究者らがこぞってこれらのシステムを利用して優勝チームを予測している。その熱狂ぶりは、2010年W杯の「タコのパウル君(Paul the Octopus)」にも匹敵する。
AFP通信の報道によると、OpenAIのチャットボットChatGPTが一般向けに公開されたのは2022年11月30日で、当時シリコンバレー以外で生成AIに注目する人は少なく、前回のW杯がカタールで盛り上がりを見せていた最中だった。現在では、銀行から大学まで、さまざまな機関が生成AIシステムのサッカーの試合に対する予測能力をテストしている。
例えば、バンク・オブ・アメリカ(Bank of America)のアナリストはマイクロソフト(Microsoft)のCopilotを使って予測し、スペインとフランスが最も有力視されるという結果を出した。アメリカのハイテク製品ニュースサイトTom's Guideは、GoogleのGemini、ChatGPT、Perplexityを利用して予測し、いずれもスペインの優勝確率が最も高く、次いでフランスとなった。
また、アメリカの新技術情報サイトDecryptは、ChatGPTやAnthropicのClaudeなど欧米で開発されたチャットボットで予測すると同様の結果が得られる一方、中国で開発されたチャットボットDeepSeekとQwenを使うと、いずれもアルゼンチンが優勝すると予測したことを発見した。
ドイツのミュンヘン大学(LMU)の研究者らはより科学的な分析を行い、各AIモデルを用いてすべての試合の予測を行い、すべての精度データを「大規模言語モデルサッカーアリーナ(LLM SoccerArena)」というウェブサイトで公開した。
この研究者グループは、AIが既存の知識に基づいて行う予測のテストに加え、選手の負傷状況、出場ラインナップ、さらにはオッズデータなど、インターネット上で検索した関連情報を予測に組み込む能力もテストしている。
ミュンヘン大学の経営学研究者であるシュテファン・フォイエルリーゲル(Stefan Feuerriegel)氏は声明の中で、現実世界で意思決定を迫られる状況に遭遇した場合に言語モデルが信頼できるサポートを提供できるかどうかという問題は極めて重要であると説明した。
同氏はさらに、「これこそが、私たちが抽象的なタスクのテストだけでなく、動的な情報、不確実性、そして将来的に(実際の結果と)検証可能であるといった状況に対してAIモデルがどのように対応するかをテストした基準を必要とする理由である」と述べた。(翻訳:張正芊)1150612
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:事件
- 関連組織:OpenAI / Tom's Guide / Decrypt
- 原文内の日付:2026 / 2010
- 製品・サービス:ChatGPT / Copilot