中央社通信

(中央社記者 蔡孟妤 高雄14日電)高雄市で新たに1人の国内発生デング熱感染例が確認された。これは民生醫院の同じ病棟に入院していた高リスク患者が検査で陽性となったもの。高雄市衛生局は本日、この集団感染事例について地域への拡大は確認されていないと発表し、医学センターの専門家を招いてリスク管理のための諮問会議を開催したと述べた。

高雄市衛生局のプレスリリースによると、本日新たにデング熱タイプ2の感染が確認されたのは58歳の男性で、もともと民生醫院で同病棟の接触者として追跡対象となっていた。民生醫院はこれまでに128人のリスク対象者を特定し、積極的な検査を実施。その中で新たに1人の感染が確認された。

衛生局の説明によると、この患者は高齢者長期介護施設の入所者で、糖尿病、高血圧、脳卒中の既往歴がある。5月29日に6階病棟に入院し、感染源となった患者と隣接する病室で入院期間が重なった。6月8日、治療の必要性から高雄栄民総合病院へ転院したが、第一層の高リスク接触者として検査を受け、陽性が判明した。

衛生局によれば、昨日までの調査で、この集団感染事例に関連するリスク対象者の中で、高リスクの第一層接触者96人の検体採取が進められている。うち4人は連休中であり、健康状態に異常がないため検査が保留されているが、残り92人はすでに全員が検査を完了。その結果、新たに1人のデング熱陽性が確認された。これにより、今回の集団感染事例の累計は6例となり、現時点では地域社会への拡大は確認されていない。

感染リスクの迅速かつ的確な管理、および患者の臨床対応とケアの強化を目的として、本日、高雄医学大学付属中和記念病院、義大病院、台湾大学、高雄栄民総合病院などから複数の専門家を招いて特別対策会議が開催された。会議では、感染患者の病状の進行と治療方針についての症例検討が行われた。

衛生局は改めて強調した。デング熱には現時点で有効なワクチンや特効薬は存在せず、ウイルスが地域に侵入し、周囲に媒介蚊の発生環境があれば、大規模な流行につながる非常に高いリスクがあると。最近の降雨が続いていることから、市民に対し、雨上がり後に必ず環境の『点検・水の排出・清掃・刷り洗い』という蚊対策を徹底するよう呼びかけている。(編集:李淑華)1150614

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