端午節が近づく中、移民署北区事務大隊台北収容所は、収容人が端午節の雰囲気を共に体験できるよう、各国籍の収容人が粽子を包む楽しさを味わえるイベントを実施した。また、宗教的特性に配慮し、それぞれの食習慣に合った食材を提供している。
台北収容所は18日、プレスリリースを発表し、「粽香伝情・情暖端午」と題したイベントを端午節前に開催したと明らかにした。これは収容人に節慶の温かさと人間的な配慮を感じてもらうためのもので、包粽体験や文化交流を通じて、多様な信仰や民族が共存する温かい思いやりを表現している。
北区事務大隊長の洪世明氏は電話取材に対し、収容人に台湾社会の多文化共生への配慮と尊重を理解してもらうことを目的としていると説明した。
現在、台北収容所には360人が収容されており、男性が大多数を占め、女性は約50~70人。国籍別ではベトナム人が最も多く、次いでインドネシア人。外国人の不法滞在者については、男性の割合が高いという。
イベント会場では、台湾伝統の粽子の材料に加え、各国の食習慣に合わせた多様な食材を用意。特にインドネシア人の多くがイスラム教を信仰していることから、豚肉を避け、鶏肉を具材として使用。さらに東南アジアで一般的なココナッツミルクやバナナの葉、香蘭葉(パンダン)なども準備され、各国の収容人が故郷の味を再現する機会が設けられた。
ベトナム人の収容人・アバン(仮名)は、「ベトナムでは旧正月にバナナの葉で包んだ四角や丸い粽子を食べるが、台湾の収容所で実際に包み、懐かしい味を食べられて心が温かくなった」と語った。
フィリピン人のアナ(仮名)も、「台湾式の三角粽子の包み方は初めてで難しかったが、皆で一緒に完成させた達成感がある」と話した。
また、端午節に合わせてアフリカ豚コレラの防止啓発も実施。収容人に国外の家族へ、絶対に豚肉製品を台湾へ郵送しないよう呼びかけるよう促した。
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- 出典:中央社 CNA
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