(中央社記者 潘姿羽 台北13日電)中央研究院経済研究所は本日、新たに構築した「経済予測とデータプラットフォーム」を8月末に正式公開すると発表しました。このプラットフォームは、過去の経済予測データ、主要なマクロ経済指標、視覚化されたチャートを提供するほか、インフレ期待に関するデータも掲載します。さらに、研究報告などの学術資源も統合し、広く一般に公開して利用を促進します。
中研院経済研究所の張俊仁所長は、このプラットフォームは大きく分けて3つのセクションから構成されると説明しました。具体的には「経済予測」「インフレ期待調査特設コーナー」「経済データベース」の3つです。データ収集のコストを下げるとともに、公共的な経済議論の質を高めることを目指しています。特に、インフレ期待調査特設コーナーは重要な突破口であり、社会全体の関心を高めてほしいと述べました。
近年、世界的にパンデミック、地政学的緊張の高まり、サプライチェーンの再編成などが影響し、インフレの影が長く続いており、政府機関の意思決定を難しくしています。こうした中で、マクロ経済データが社会の実態を正確に反映しているかどうかが、より一層重要になっています。
中央研究院の彭信坤副院長は、主計総処が作成する消費者物価指数(CPI)には耐久財や非耐久財などさまざまな項目が含まれているため、総合指数と一般市民の実感の間にズレが生じることがあると指摘しました。一方、中研院経済研究所のこの調査は「体感物価」を反映するものであり、市民の物価に対する実感により近いものになると説明しました。
中研院経済研究所の研究員である楊淑珺氏は、経済学の教科書でもインフレ期待の重要性が強調されていると述べました。期待心理が行動に影響を与え、インフレが「自己実現」する可能性があるためです。多くの先進国ではすでにインフレ期待に関する指標が存在していますが、台湾ではまだありません。この調査を四半期ごとに実施し、他のマクロ経済指標の発表頻度と合わせることで、中央銀行の政策決定の参考指標となることを期待していると語りました。
張俊仁所長は、「経済予測とデータプラットフォーム」は現在最終テスト段階にあり、8月末の正式公開を予定していると述べました。(編集:張良知)1150713
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- 出典:中央社 CNA
- 分類:調査