中央社報道(記者:游凱翔、桃園13日配信)
統合防衛演習が本日開催され、M1A2T戦車が桃園市の青埔地区で戦術的位置へ向けて機動展開し、領航南橋を無事通過しました。これにより、戦車が重すぎて台湾の道路や橋梁を通行できないという懸念が払拭されました。軍関係者は、今回の行動は重装甲戦力の実証に加え、都市部の主要道路に防衛ラインを構築し、桃園沿岸から市街地への敵の進攻を阻止する意図があると分析しています。
5日間にわたる国軍の統合防衛演習は本日本格的に開始されました。敵の発進や領海侵入などの脅威を想定した訓練が行われ、陸海空自衛隊の連携作戦に重点が置かれています。特に「分散型指揮」と指揮統制システム(C2)の運用、「交戦規則」(ROE)の実施が検証されています。
なお、台風「バウェー」への災害対策準備のため、演習のスケジュールはやや調整されました。
中央社記者は、午前中に海兵隊が台北近郊へ増援機動する様子を取材し、午後には桃園市の青埔地区、楽天桃園球場周辺で陸上自衛隊第269旅団、第584旅団の戦車、雲豹8輪装甲車、TOW 2Bミサイル車、通信車、軍用トラック、軽戦術車両などが実際の作戦計画に基づき、戦闘隊形で指定位置へ移動する様子を確認しました。沿道では、一般市民や子どもたちが軍用車両に手を振り、「頑張れ!」と声援を送る光景も見られました。
注目すべきは、今回が初公開となる新型主力戦車M1A2Tが演習に参加した点です。複数のM1A2Tが桃園青埔地区の領航南橋を無事通過し、橋梁の耐荷重能力や道路適応性を実証しました。これにより、これまで懸念されていた戦車の重量が台湾のインフラに与える影響への疑問が解消されました。
国軍は「統合作戦計画」を見直し、「第2期」を維持しつつ「第3段階」を削除。また、「常時戦備時期」に「戦備展開(0)」「第2級・第1級警戒強化(1)」を追加しました。「防衛作戦時期」には「統合反上陸・沿岸打撃(2)」「海岸戦闘(3)」「縦深防衛・持久戦(4)」が新たに設けられました。
先月実施された即応戦備演習は、敵の発進前を想定し、平時から戦時への移行効率を検証するもので、段階0~1に相当します。一方、今回の統合防衛演習は敵の発進後を想定していますが、同様に即応戦備演習の段階を経る必要があります。各部隊が戦術位置に到着後、夕方または夜間に段階2(統合反上陸・沿岸打撃)へ移行する見込みです。
軍関係者によると、青埔の高鉄特区周辺は高鉄、空港連絡線、国道2号、台31線など重要な交通拠点が集中しており、北台湾の交通の要衝であると同時に、防衛作戦上極めて戦略的な価値を持つ地域です。
また、桃園市の観音、大園、蘆竹地区、特に竹囲漁港周辺の海岸線は、北部における重要な上陸脅威地域とされています。敵が海岸線を突破した場合、第6軍団の機械化部隊が作戦計画に基づき迅速に機動し、敵の内陸侵攻を阻止する反撃作戦を展開する必要があります。
青埔地区は桃園沿岸、中壢市街地、台北防衛の縦深ラインの中間に位置しており、ここに防衛展開を構築すれば、河川という天然の障壁と市街地の密集した建物を活かして、縦深防衛体制を形成できます。これにより敵の突破が困難になり、後続の兵力集結や反撃のための時間を確保できるとしています。(編集:林興盟)
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