(中央社曼谷14日綜合外電報導)タイ・バンコクのビアレストランで火災が発生し、30人が死亡、70人以上が負傷しました。生存者の中には、火災発生時にドアが施錠されていたと証言する人もおり、当局は安全管理上の過失の有無を調査しています。

アソシエーテッド・プレス(AP)と英国放送協会(BBC)の報道によると、この火災は12日深夜に発生し、現地で17年ぶりに最も多くの死者を出したバー火災となりました。消防隊は約30分かけて火勢を制御しました。

警察の発表では、現場には可燃性の素材が装飾として使用されており、舞台付近で発生した火が急速に広がった可能性があるとしています。

このバーは最大600人の顧客を収容できるとされていましたが、火災当時の実際の来場者数は不明です。

火災による死者は少なくとも30人、負傷者は70人以上に上り、うち24人が重傷です。救助隊員が現場で発見した多くの犠牲者は、トイレの奥にいたことが確認されており、逃げ場を失って閉じ込められたとみられています。

現在、火災の原因と、バーが安全規定に従っていたかどうかが調査されています。初期調査では、エアコンの短絡が発火原因とされ、その後、施設全体が停電したとされています。

タイ工学会の防火専門家、ブシャ功(Busakorn Saensuk)氏は、現場を調査した結果、トイレに近いドアが施錠されていたこと、入り口の2つのドアが家具などで部分的にふさがれていたことを指摘しました。

ブシャ功氏はBBCタイ語版に対し、火事に気づいた客は本能的に後方、つまりトイレの方向へ逃げようとしたと説明しました。

「しかし、彼らがその場所に到達したとき、外に出ることができなかったのです。」

「もし非常出口の表示灯が点いていれば、ドアのロック具が見えるはずで、開けるチャンスもあったかもしれません。」

また、ブシャ功氏は、舞台には大量のプラスチック製の花など、非常に燃えやすい素材が使われており、天井には可燃性のフォームが貼られていたと指摘しています。

生存者らは、舞台が数秒で炎に包まれたと証言しています。当時ステージで演奏していたタイのインディーバンド「トサカン(Thotsakan)」のメンバー2人も犠牲となりました。

火災後、このバーを訪れたことのある客やその他の追悼者が、現場に花を手向けています。花束のほか、タイ語や韓国語の手書きメッセージカードも多数残されています。(編集: 蔡佳敏 )1150714

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  • 出典:中央社 CNA
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