中央社報道によると、総統の頼清徳氏は14日、基隆市にある泰安市民農園認養センターを訪問し、実際にタケノコを掘る体験を行いました。頼総統は、政府として若者が農業に進みやすい制度を構築する責任があるとし、『農業立国』の理念を強調しました。農民の社会的保障を強化するため、農民健康保険、職業災害保険、退職積立金、老農手当、農業保険の整備を推進し、農作業中だけでなく退職後も安心できる体制を整えるべきだと述べました。

総統府の発表によれば、頼総統は基隆市農会の黄李欽理事長の案内でタケノコ園を訪れ、収穫体験をした後、市民農園の運営状況を視察しました。

頼総統は演説の中で、基隆市議会の童子瑋議長の指摘として、基隆は平地が少なく斜面地が中心だが、そこで生産される農産物の品質は非常に高いと紹介しました。自身が試食した七堵区のタケノコ料理は風味が豊かで甘みがあり、印象的だったと語り、基隆市が総統府で販売ブースを設けることを歓迎すると表明しました。

頼総統は、台南市長、行政院長、そして現在の総統としての立場から、一貫して農民の権利保護を重視してきたと述べました。特に、若者が農業に進まない現状を危惧しており、80歳を超えてなお農作を続ける高齢農家の実態を踏まえ、若者の参入を促す制度設計の必要性を強調しました。

その上で、農業は食料安全保障の根幹であり、国家発展にとって不可欠であると指摘。政府には農民を守る責務があるとし、若者の参入促進に加えて、2023年7月から国民年金と老農手当を引き上げ、それぞれ月額5000元、1万元としたことを紹介しました。

さらに、台湾の経済発展に伴い、増加した税収を農民を含む国民の福祉に還元すべきだと主張。農業は食料の安定供給だけでなく、長年にわたり工業・商業の発展を支えてきたと評価し、今こそ産業の発展の恩恵を農業に還元し、経済の持続的成長につなげるべきだと訴えました。

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  • 出典:中央社 CNA
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