(中央社台北14日電)初の劉暁波人権賞が現地時間13日、ドイツ・ライプツィヒで授賞式が行われ、2人の共同受賞者が発表された。そのうちの1人は、現在中国の刑務所に収監中の市民ジャーナリスト・張展である。

フランス国際放送によると、劉暁波人権賞はドイツ本部のメディア「欧州之声」と英国本部の「中国研究」が共同で設立した。初回の受賞者は2人で、1人は張展。張展は中国の監獄にいるため、ドイツ在住の作家・厳歌苓が代わりに受賞した。もう1人の受賞者は、ドイツ・ラインマース職業学校の教師で牧師のロランド・クーネである。

厳歌苓が代読した際、「張展は監視下にあり、国外に出ることも、声を上げることもできないため」と前置きし、張展がかつて語った言葉を受賞の挨拶として紹介した。「人々がますます嘘と災難の中で生きているのを見ていく中で、もし自分の生存のために声を上げることが犯罪だとされるなら、私は声を上げることを止められない」。

「この国の問題は制度の問題だ。私はもっと勇敢に、もっと粘り強くありたい。自由は決してタダではない。私はこの国が変わることを望んでいる」。

厳歌苓は、これらの言葉が張展の人格と勇気を表しているとし、張展こそが劉暁波人権賞に最もふさわしい受賞者だと述べた。

2020年に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックが発生し、湖北省武漢市が封鎖された時期、1983年生まれの張展は、現地に赴いて感染の真実と封鎖の実態を調査したため、4年の刑を言い渡された。2024年に刑期を終えて出所したが、2025年9月に他の人権活動家を公開で支持したことを理由に、再び4年の刑を科された。

張展が授賞式に出席できなかったため、報道によると、象徴的に劉暁波を示す空椅子の隣に、もう1脚の空椅子が置かれた。

生前、中国の異議作家だった劉暁波は、2010年にノーベル平和賞を受賞した。しかし、民主化を求める「零八憲章」の起草に参加したため、当時は投獄中だった。劉暁波が出席できなかったため、ノルウェーのノーベル委員会は、授賞式に空椅子を設置して彼に敬意を表した。

2017年6月、61歳の劉暁波は肝臓がんの末期と診断され、中国政府の許可を得て保外就医となった。7月13日に容体が悪化し、治療の末に死亡した。遺体は北京時間7月15日未明に火葬され、当日正午に海に散骨された。(編集:周慧盈/朱建陵)1150714

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  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:ニュース