スペイン代表は今夜、ワールドカップ準決勝で強力な攻撃力を誇る優勝候補フランスを相手に、安定したボール支配と守備、そして正確なチーム連携で2対0とし、16年ぶりにワールドカップ決勝への切符を手にした。

「赤軍(ラ・ロハ)」として知られるスペイン代表は、前半にフォワードのマイケル・オヤルサバル(Mikel Oyarzabal)がフリーキックで得点を挙げ、試合の主導権を握った。その後も冷静な運びでフランスの攻撃を封じ、追加点を奪って勝利を確実にした。

試合前、マドリード市中心部には準々決勝の際、観戦用の大型スクリーンが1台しか設置されておらず、多くの市民が入れず不満を抱いていた。そのため、準決勝では市当局がマドリード川沿いの公園に2台の大型スクリーンを新たに設置。より多くのファンが試合を共有できるようにした。

安全上の理由から観戦エリアには人数制限が設けられ、川を挟んで対岸から観戦するファンも多かったが、距離は熱意を冷ますことはなかった。両岸ともに士気が高く、ファンが互いの顔に国旗をペイントしたり、ビールを販売する屋台も活気に満ちていた。

オヤルサバルの得点でファンは安心し、試合の進行とともに次第に高揚感が増していった。拍手、歓声、歌、踊りが試合中ずっと続いた。

試合終了とともに決勝進出が確定すると、会場は大歓声に包まれ、多くのファンがパートナーや友人と抱擁。感動の涙を流す者もいれば、「バージャ・エスパーニャ(Viva España)」と声高に叫ぶ者もいた。

そのとき、川沿いの公園からどこからともなく楽団が現れ、太鼓やブラスバンドの音色が響き渡った。男女老若を問わず大勢のファンが音楽に合わせて輪になり、即席の祝賀パーティーが始まり、深夜まで踊り続けた。

試合後、若手のファングループは中央社に対し、「今週日曜の決勝戦で、スペイン代表はユニフォームに2つ目の星を刻むだろう」と断言。そして「相手がイングランドでもアルゼンチンでも、あるいはその両方を合わせたチームでも、関係ない。今の我々は勝つ」と力強く語った。

多くのファンが「興奮で言葉が出ない」と語り、取材を断るほどだった。一方で、国旗を掲げて踊り明かした女性グループは、「代表チームに非常に誇りを感じる。優勝すればさらに誇りだが、たとえ負けたとしても、ここまで来たことに誇りを持つ」と話した。

記者が「今夜はどうやって祝うのか」と尋ねると、彼女たちは大声で答えた。「私たちはスペイン人だよ。もちろん、一杯飲みに行くさ!」

川沿いの公園を出ると、マドリードの街中を走る車たちが次々と窓を下げ、国旗を振ってクラクションを鳴らし、通行人と共にスペインの決勝進出を祝った。スペイン代表は、あと一勝でチーム史上2度目のワールドカップ優勝に王手をかけた。

スペインは2010年の南アフリカワールドカップで初の決勝進出を果たし、優勝を成し遂げた。今回、16年ぶりに決勝の舞台に立つことになり、現地時間19日にアルゼンチン対イングランドの準決勝勝者と対戦する。どちらと対戦しようとも、スペインのファンは強い信念を持ち、16年ぶりに再びワールドカップの優勝杯を掲げられると信じている。

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  • 出典:中央社 CNA
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