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中央社ローザンヌ14日総合外電報道。国際オリンピック委員会(International Olympic Committee)は、国際サッカー連盟(FIFA)会長のジァーニ・インファンティーノ氏が、トランプ米大統領を支持する形で、繰り返し政治的中立性の規定に違反したとする訴えを受けた。
ロイター通信によると、非営利団体で市民活動グループのFairSquareが、IOCに対し、複数の事案について調査を要請している。その中には、インファンティーノ会長が、アメリカ代表フォワードのフォラリン・バルログン選手(Folarin Balogun)の1試合出場停止処分の執行を一時的に停止し、7月6日のベルギー戦(ワールドカップ16強戦)への出場を可能にした件が含まれている。
インファンティーノ会長は、トランプ大統領からの電話を受けたことを認めている。トランプ氏はバルログン選手の出場を公開で要請していたが、FIFA会長は「意思決定プロセスに介入していない」と説明している。
バルログン選手は最終的に出場したが、アメリカ代表は試合終了間際に1対4でベルギーに敗れ、敗退した。バルログン選手は7月1日の32強戦で、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表のタリク・ムハレモヴィッチ(Tarik Muharemovic)に対してファウルを犯し、直接レッドカードを提示され退場となった。アメリカはその後10人で戦い、2対0で勝利したが、バルログン選手は次の試合の出場停止処分を受けた。
レッドカードや出場停止処分は通常、上訴が認められない。しかし、FIFAは7月5日に公式ウェブサイトで、今回のケースにどのように規定が適用されるかを説明する声明を発表した。声明では、「FIFA規律規定第27条に基づき、アメリカ代表選手バルログンに対する自動的な出場停止処分は執行猶予となり、1年間の猶予期間が設けられる」とのみ記載され、詳細な説明はなかった。
トランプ大統領は、アメリカ対ベルギー戦当日、「これはファウルではないと感じたので、再審査を要請しただけだ。私はこういうことにとても詳しい。これは単に2人の優れたアスリートがぶつかり合い、絡み合ったにすぎない」と発言した。
また、「彼らは非常に賢明な決定を下したと思う。審判の判定はひどかったが、誰もそれを話題にしない。あのレッドカードについても、みんな何でもないと言っているが、審判がレッドカードを提示した判断については誰も語っていない」と述べた。
インファンティーノ会長は、FIFA公式サイトを通じて声明を発表し、FIFAの司法委員会は自律的に運営されていると強調した。「その独立性はサッカーの信頼性と誠実性にとって極めて重要であり、常に尊重されなければならない」と述べている。
FairSquareは、訴えの中でインファンティーノ会長の信頼性と誠実性に疑問を呈している。インファンティーノ会長は2020年にIOC委員にも選出されており、FairSquareは「彼には、オリンピック憲章およびIOC倫理規程における政治的中立性に関する厳格な規定を遵守する義務がある」と指摘。さらに、「IOCは、こうした義務を果たさない委員を除名する権限を持っている」と付け加えた。
FairSquareは公式サイトで、「訴状に記された通り、インファンティーノ会長が公の発言や、米国大統領を明確に支持する行動を通じて、IOCの政治的中立性に関する規定を5回にわたり明白に違反したことを示す、説得力のある証拠が存在する」と主張している。
訴えに含まれる「重大な違反行為」の一つが、バルログン選手の件で、インファンティーノ会長がトランプ大統領の圧力に屈した可能性がある点だ。FairSquareは、「FIFAのファンサイトが、トランプ大統領関連の実体によるデータ収集活動の一部であるように見える」として、2026年ワールドカップのFIFAファンサイトの宣伝活動も問題視している。
さらに、インファンティーノ会長が2025年1月にトランプ大統領の就任式関連イベントに出席し、自身のInstagramアカウントで支持を示す投稿を行ったことも、規定違反の疑いとして挙げられている。
また、2025年10月にはトランプ大統領のノーベル賞受賞支持を公に表明し、11月にもさらなる支持発言を行った。昨年12月には、ケネディセンターで開催されたワールドカップの組み合わせ抽選会で、初のFIFAピース賞(FIFA Peace Prize)をトランプ氏に授与している。(編集:張暁雯)1150715
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- 出典:中央社 CNA
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