日本政府は『2026年版防衛白書』を発表し、中国を引き続き「前例のない最大の戦略的課題」と位置づけた。白書は、中国が近年、台湾周辺の海空域で頻繁に軍事演習を実施しており、これを既成事実化しようとしていると分析している。
また、中国とロシアの戦略的協力が深まり、共同軍事行動が活発化している点にも言及。日本は今後、米日同盟を安全保障の基軸としつつ、オーストラリアやインドなど志を同じくする国々との防衛協力を強化していく方針を示した。
さらに、長距離ミサイルなどの「反撃能力」を米軍と共同で運用し、抑止力と対処能力を高めていくとしている。防衛省は4日に白書を公表した。
これに対し、中国外務省の林剣報道官は5日、定例記者会見で「新たな防衛白書は中国を根拠なく中傷し、『中国脅威論』をあおり、台湾問題に干渉している」と批判。「強い不満と断固とした反対を表明し、日本側に厳重な抗議を行った」と述べた。
林報道官は、日本が遠距離攻撃能力の強化や新たな作戦様式の導入を強調していることについて、「歴史的罪責を深く反省し、歴史の教訓を真剣に汲み取るよう促す」と呼びかけた。中国は、日本が軍備拡張の口実を探していると警戒している。
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- 出典:中央社 CNA
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