内政部は7日夜、中正記念堂にて「言論自由日」を記念する講演会を開催しました。「法律白話文運動」の劉珞亦氏が司会を務め、陳文彬監督や映画評論家の翁煌徳氏、YouTuberの南爸講氏、文化評論家の張茵恵氏らが対談に参加。鄭南榕基金会の鄭竹梅理事長、鄭南榕の未亡人である葉菊蘭氏、弟の鄭清華氏らも同席しました。

劉世芳内政部長は挨拶で、台湾の言論の自由には重みがあると述べました。かつての独裁時代、小声でしか話せなかった状況から、多くの民主運動を経て現在の法治社会が築かれたと強調。デジタル時代に入り、国境を超えた情報の拡散という新たな課題に直面している今、他者の権利を侵害したり、武力やデマを用いたりしない法的な枠組みの中での自由が重要だと語りました。

鄭竹梅氏は講演の中で、1989年の父・鄭南榕の死後も「刑法100条」の改正や「叛乱罪」の廃止は社会運動を経てようやく成し遂げられたものであると指摘。「自由は決して天から降ってくるものではなく、人々の闘いによって勝ち取るものだ。傍観していても真の平和は訪れない」と警鐘を鳴らしました。

また鄭氏は、37年前と同様に現在も中国の軍機が台湾を威圧している現状に触れ、台湾の主権独立が維持されてこそ言論の自由が守られると説きました。さらに、AIによる偽情報が言論の自由を脅かしている現状に対し、事実に基づいた対話と市民同士の信頼関係を再構築し、個々人が自身の発言に責任を持つことの重要性を強調しました。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:政治