17日に発表された公式データによると、台湾の3月の輸出は前年同月比で61.8%急増し、「ウォール・ストリート・ジャーナル(The Wall Street Journal)」が経済学者を対象に行った調査の予測値35%を大幅に上回った。
これに先立ち、2月の輸出は前年比20.6%増だった。当時は稼働日数が少なかったことや、旧正月の時期が出荷に影響した。また、1月は69.9%の大幅成長を記録していた。
3月の電子製品の輸出は44%増加し、情報通信製品の輸出はAI関連需要に支えられ、134.5%という驚異的な伸びを見せた。
米国は依然として台湾最大の輸出先であり、対米出荷は124%急増した。
アジア開発銀行(Asian Development Bank)は、AI関連の輸出ブームに牽引され、台湾の今年の国内総生産(GDP)成長率は7.6%に達し、その後2027年には通常の4%に戻ると予測している。ADBはまた、今年の輸出は約15%成長すると予測されており、純輸出が経済成長に約2ポイント寄与すると指摘した。
17日に発表された公式データによると、台湾の3月の輸入は前年比38.3%増加し、貿易黒字は212.7億米ドルに達した。そのうち、石油の輸入は43%減少したが、化学品の輸入は前年同月比で12%増加した。
ADBは報告書の中で、イランを巡る緊張情勢が現在のところ台湾経済に与える影響は限定的であるが、「中東紛争が長期化すれば、輸出生産に打撃を与え、インフレを押し上げ、消費者や企業の信頼感を弱めることになるだろう」と指摘した。
特に高騰し続けるエネルギー価格は、輸出の核心的な原動力である台湾のチップメーカーの足を引っ張る可能性がある。バークレイズ(Barclays)の経済学者によると、TSMC(台積電)の電力消費量は台湾全体の総電力消費量の約10%を占めている。
中東紛争が長引けば、チップメーカーはヘリウム供給の逼迫というリスクにも直面する可能性がある。
米国の著名な格付け会社フィッチ・レーティングス(Fitch Ratings)は最近の報告書で、供給制限がバッファ在庫を使い果たすほど長引いた場合(約6週間以上)、メーカーは割当の縮小や調達コスト上昇の圧力に直面する可能性があると指摘した。(翻訳:陳昱婷)1150419
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:調査
- 関連組織:バークレイズ / フィッチ・レーティングス / アジア開発銀行