現在29歳、「台湾最速の男」と称される楊俊瀚は、2018年に日本の大学陸上競技オープン大会で10秒11という男子100メートルの台湾記録を樹立し、現在まで誰にも破られていない。怪我による10か月の休養を経て復帰した今、楊俊瀚は8年ぶりに自身が打ち立てた全国記録に再び並び、「最速の男」の力強い復活を宣言した。
今回、アメリカで開催されたトム・ジョーンズ記念陸上競技招待大会(Tom Jones Memorial Invitational)において、楊俊瀚は男子100メートルで絶好調の走りを見せ、10秒11、総合7位の成績を収め、名古屋アジア大会の参加標準記録を突破した。彼はマネージャーを通じて中央社(CNA)の記者に対し、状態はますます良くなっていると自己評価し、「今は原点に戻ったような気分だ。将来的にはやはり10秒の壁を突破したい」と語った。
楊俊瀚は、標準記録を突破した瞬間の心境は非常に穏やかだったと指摘した。アジア大会の標準記録は決して容易ではないが、自分が出すべき成績だと考えている。現在、アジア大会で銀メダル1個、銅メダル1個を獲得しており、3大会連続で台湾代表として戦う彼は金メダルへの意気込みを見せているものの、「すべては最善の導きである」と、流れに身を任せる心境を抱いている。
近年はアメリカでのトレーニングに重点を置いている楊俊瀚は、渡米後、選手たちがただ努力するだけでなく、陸上競技を職業として捉えていることに気づいたとシェアした。各人が自分の求めるものをはっきりと理解し、明確な目標を追求しており、コーチの時折の精神的な励ましと、毎日オリンピックレベルの選手たちとトレーニングを積むことで、楊俊瀚は再びピークの状態に戻ることができた。「ここのトレーニング環境は素晴らしく、私が夢にまで見たものだ」
最近は怪我に悩まされていたものの、楊俊瀚は定期的に理学療法士や医師と密なコミュニケーションを取っていた。さらに今回は、弘光科技大学理学療法学科の李瑋君教師のサポートがあり、楊俊瀚の回復を助けたことが、アジア大会の標準記録突破を陰で支える功労者となった。
今後、楊俊瀚はアメリカのクラブ競技大会に出場する予定であり、5月には日本に移動して2~3試合に参加する。その後、台湾に戻り、6月6日に開催される新北国際陸上競技オープン大会に出場する予定であり、これが今年台湾での初戦となる。(編集:張銘坤)1150419
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- 出典:中央社 CNA
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