【中央社台北20日】農業部動植物防疫検疫署(防検署)は20日、米国産加工用ジャガイモの輸入検疫規定について、台米双方の協議の結果、日本と同様の基準を採用することで合意したと発表した。今後は輸入後に発芽やカビが確認された場合、該当するジャガイモは加工を禁止し、全量を廃棄処分とする。
防検署によると、これまで米国産ジャガイモは生食用・加工用を問わず一律の検疫条件が適用されていた。しかし、用途による流通経路の違いを考慮し、科学的根拠に基づき協議した結果、加工用については別途検疫基準を設けることとなった。今年2月に施行された「米国産加工用ジャガイモ輸入検疫条件」では、従来の8種類の病害虫に対する制限を維持しつつ、出荷前の発芽抑制剤の使用義務付けや、出荷時の検疫における発芽および土壌付着がないことの確認などが新たに追加された。
食品安全管理については、国内の加工用ジャガイモと同様、ソラニン含有量を200ppm以下に制限する基準を設けている。輸入時に発芽や腐敗、カビが見つかった場合は、衛生福利部食品薬物管理署(食薬署)へ通知される。指定の加工工場に到着後、異常が見つかったものは速やかに全量廃棄される。水際対策と加工工場での選別という二段構えの監視体制で、食の安全を確保する。
同署は、日本も同様のリスク管理を行っていると指摘する。日本では輸入時の検疫で病害虫や土壌の有無を検査し、発芽抑制剤の使用を義務付けている。また、加工工場への搬入後に選別を行い、芽の長さが0.5センチを超える場合は加工ラインから除外される。
防検署は、出荷前管理から水際検査、加工現場の監視まで重層的な管理体制を構築し、輸入ジャガイモの検疫および食の安全基準を厳格に執行することで、国内の農業生産環境と国民の健康を守る方針を強調した。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:Regulation/Policy Update
- 関連組織:Bureau of Animal and Plant Health Inspection and Quarantine (BAPHIQ) / Food and Drug Administration (FDA)
- 原文内の日付:February
- 製品・サービス:Processing potatoes