【ワシントン19日中央社】米軍中央軍は声明を発表し、アラビア海にてイラン国旗を掲げた貨物船を米海軍駆逐艦が迎撃したと報じた。米軍は6時間にわたる対峙の末、再三の警告にもかかわらず停止命令を無視した同船のエンジンルームに向け発砲し、航行不能にさせた後、ヘリコプターで海兵隊を送り込み拿捕した。

ニューヨーク・タイムズの報道によると、米国が先週からイランの港に出入りする船舶に対する封鎖措置を講じて以来、封鎖突破が試みられたのは今回が初めてである。米軍中央軍によると、これまでにホルムズ海峡外縁で25隻の船舶を制止したが、いずれも警告を受けて反転したという。

中央軍の説明によれば、貨物船「トゥースカ号」は、「停止しなければ発砲する」との無線警告を再三無視した。これを受け、封鎖任務にあたっていたミサイル駆逐艦「スプルーアンス」は、乗組員に退避を命じた上で、イランのバンダルアッバス港へ向かっていた同船の動力系に向けて発砲した。

米軍関係者の話では、第31海兵遠征部隊の臨検チームが貨物船の捜索を行っており、現在、船体と積荷は米軍の管理下にある。中央軍は声明で「米軍は封鎖令を遵守させるため、慎重かつ専門的で適度な措置を講じた」と強調した。

匿名を条件に取材に応じた米軍関係者は、捜索完了後に処遇を決定すると述べた。独立系専門家らは、選択肢の一つとして同船をオマーンへ曳航する可能性があると指摘している。

米軍関係者によると、トゥースカ号は米情報機関が近年監視を強化していた「重点船舶」の一つであった。米軍中央軍司令官のクーパー氏は17日、「我々はすべてのターゲットを注視している」と述べた。また、米軍統合参謀本部議長のケイン氏も16日、全世界の米軍指揮官、特にインド太平洋地域の部隊が「イラン国旗を掲げる船舶、またはイランに実質的な支援を提供する意図がある船舶を積極的に追跡する」方針を示している。

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  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:事件