【シドニー22日共同】オンライン上での児童の性的搾取が多発する中、オーストラリアの電子安全委員会(eSafety)は、Roblox(ロブロックス)、Minecraft(マインクラフト)、Fortnite(フォートナイト)、Steam(スチーム)などの主要なオンラインゲームプラットフォームに対し、児童の性的な誘拐や極端な過激思想の影響を回避するための改善策を説明するよう求めました。

豪州は児童のネット被害防止において世界的に先駆的な取り組みを行っており、昨年には16歳未満のSNS利用を禁止する法律を制定しています。今回、eSafetyは法的拘束力のある透明性向上に関する通知を発出し、システム運用、人員配置、ネット安全基準への適合性などの詳細な報告を業者に義務付けました。違反した場合は罰金や民事訴訟に発展する可能性があります。

ジュリー・インマン・グラント(Julie Inman Grant)電子安全委員長は、ゲーム内の通信機能が、性犯罪者が子供を誘拐、脅迫、あるいは過激化させる際の最初の接触拠点になっていると指摘。犯罪者はゲームを通じて子供をより密室的な私的チャットへ誘導しており、豪州の8〜17歳の子供の9割がオンラインゲームを利用している現状を考えると、テロや暴力的な過激主義の蔓延といった脅威は深刻だと述べました。

ゲームプラットフォームでは、SNSとは異なり見知らぬ人とのリアルタイムチャットが主流であり、自動監視ツールの導入が困難であるという課題があります。Roblox社に対しては、児童の性的搾取を放置したとして米国で140件以上の訴訟が起きており、同社はチャットやゲーム機能の安全性向上を約束しています。なお、現時点でRobloxおよびMicrosoft(Minecraftの運営元)からのコメントは得られていません。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:規制・政策
  • 関連組織:Roblox / Microsoft / Epic Games
  • 製品・サービス:Roblox / Minecraft