中央通訊社メッセージ
(中央社ブリュッセル 22日 総合外電報道)欧州連合(EU)の議長国キプロスは、ハンガリーが拒否権の行使を放棄したことを受け、EU大使らが本日、ウクライナに対して約束した900億ユーロ(約1060億米ドル)の融資の支払いを承認し、ロシアに対する新たな制裁案にも同意したと発表した。
ロイター通信の報道によると、キプロスの報道官は同時に、早ければ明日の午後にもEU加盟27カ国が合意に署名する見通しであると述べた。
EUは昨年、ウクライナの2026年から2027年にかけての財政需要を満たすためにこの融資を提供することに同意していた。しかし、親ロシア派のハンガリーのオルバン(Viktor Orban)首相は、ウクライナがロシアの原油パイプライン輸送を遅延させていると非難し、この合意への署名を拒否していた。ウクライナ側は、このパイプラインはロシアの攻撃によって損傷したと主張している。
この対立により、ロシアに対する新たな制裁も同時に遅延していた。EUは当初、2022年2月24日のロシアによるウクライナ全面侵攻から4周年の節目に新たな制裁案を可決する計画であった。
ハンガリーの石油・ガス会社MOLは本日、「ドルジバ(Druzhba)」パイプラインのウクライナ側オペレーターから、ハンガリーとスロバキアへの原油輸送を再開する準備が整ったとの通知を受けたと発表し、上記の障害がようやく取り除かれた。
MOLは、同パイプラインを経由して輸送される原油の第一陣が、遅くとも明日にはハンガリーとスロバキアに到着する見込みであると述べた。この両国は現在もエネルギー供給においてロシアに大きく依存している。
オルバン首相が12日のハンガリー議会選挙で敗北した後、ウクライナが融資を獲得する可能性が高まっていた。正式な就任は来月の予定であるものの、選挙で勝利した政党の党首であるペーテル・マジャール(Peter Magyar)氏は、ハンガリーがもはやEUによるキーウ(キエフ)への資金提供を阻むことはないとすでに宣言している。(翻訳:何宏儒)1150422
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FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:ニュース
- 関連組織:MOL (ハンガリー石油ガス会社)
- 製品・サービス:ウクライナ支援融資 / EU制裁パッケージ