【中央社】今年は蓬莱米が命名されて100周年に当たることから、農業部は22日、陽明山の竹子湖にある原種田にて「蓬莱米100周年記念田植え式典」を開催しました。当日は日本の農業専門家や、かつて蓬莱米の育成に尽力した日本人技師・末永仁氏の曾孫も参加しました。

農業部の胡忠一政務次長によれば、蓬莱米は日本の品種を基に育成され、1926年に命名されました。かつての台湾では「在来米」が主流でしたが、日本から来た人々には口に合いませんでした。日本から品種を持ち込んで栽培を試みたものの、台湾の暑さの影響で当初は失敗が続きました。しかし、竹子湖の環境が日本の九州地方に似ていることが判明し、そこを育成拠点として日本米の普及が始まりました。

胡次長は、技術者であった末永仁氏が2つの日本米品種を交配させ、育種期間を短縮することに成功したと説明しました。この品種は台湾での栽培に適しており、当時の台湾総督が台湾で改良された日本米を「蓬莱米」と命名しました。その後、台湾の農業チームも次々と新品種を開発し、台湾人の食文化にも深く根付くこととなりました。今回のイベントは、先人の功績を忘れないという初心を象徴しています。

式典には北海道大学と国立遺伝学研究所の学術訪問団も招かれ、先人の研究精神に敬意を表して共に田植えを行いました。末永仁氏の曾孫である久島紘樹氏は、自ら泥の中に入って田植えを体験しました。彼は「幼い頃から祖母に、曾祖父が台湾で蓬莱米を育成した苦労話を聞いて育った。曾祖父の精神を学ぶよう言われており、台湾には強い縁を感じている。今日の田植えは感慨深い」と語りました。

久島氏は15年前に初めて台湾を訪れて以来、これまでに7回訪台しています。初めて蓬莱米を食べた時の感動は今でも忘れないと語りました。

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  • 出典:中央社 CNA
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