【中央社台北23日電】生後10カ月の乳児が突然39度の高熱を出し、4日後に顔や四肢に発疹が広がったため受診したところ、突発性発疹であることが判明した。医師は、突発性発疹は一般的に良性の疾患だが、麻疹などの高リスク疾患との迅速な鑑別が不可欠であり、診断を遅らせないよう注意を促している。
書田クリニック小児科主任医師の蘇軏氏は、自身の患者の事例を紹介し、突発性発疹の兆候について解説した。この乳児は初診時、軽度の鼻水はあるものの咳はなく、食欲や活動量も概ね良好で、咽頭の軽微な炎症以外に異常は見られなかった。医師は当初から突発性発疹の可能性を疑い、保護者に体温や体調の変化、発疹の有無を確認するよう指導していた。予想通り発熱から4日目には全身に発疹が広がり、軽度の下痢も伴った。
蘇氏は、これが突発性発疹の典型的な経過であると説明した。同疾患は主にヒトヘルペスウイルス6型(HHV-6)や7型(HHV-7)が原因で、2歳以下の乳幼児に多く見られる。典型的な症状は39〜40度の高熱の繰り返しであり、熱がある時はぐったりするものの、解熱後は非常に元気なのが特徴である。
一般的に発熱から4〜5日で解熱と共に発疹が現れるが、蘇氏は「もし高熱と発疹が重なって現れる場合は、川崎病や猩紅熱といった他の疾患の可能性があるため、直ちに再受診すべきだ」と強調した。また、麻疹との違いについても言及し、麻疹は咳、鼻炎、結膜炎を伴い、中耳炎、肺炎、脳炎などの合併症リスクが高いため、MMRワクチンの接種が重要であると説いた。
突発性発疹自体による重篤な合併症は少ないが、約3〜13%の症例で熱性痙攣を引き起こす可能性がある。痙攣が5分以上続く場合や意識障害、呼吸困難が見られる場合は直ちに医療機関を受診するよう呼びかけている。
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- 出典:中央社 CNA
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